先日、お客様の社長さんに
コーチングをレクチャーしている時に
こんなことをおっしゃってました。
社員と面談している時に
「そうじゃないんだよなぁ~」
と思っちゃうんですよね!
それはすごいよくわかります。
私も社員さんと面談している時に
そうじゃないんだよなぁ~
こうしたらいいんじゃないか?
と思うことがあります。
しかし、社員さんに
自分で考えて動けるようになって
欲しいのであれば、
自分で考えてもらうことが大事です。
コチラが、答えを言ってしまったら、
それをやります!という話になって、
それ以上考えなくなります。
だから、黙って聞いて下さい
という話なんですが、
「そうじゃないんだよなぁ~」というのが
顔に出ているそうなんです。
社員の反応から、
それが分かるのだそうです。
だとしたら、
「そうじゃないんだよなぁ~」って
思ってもいけないのですか?
という相談でした。
結論からいうと
思ってもいけません。
そんな風にいうと
どうしたらいいんですか?
という話になるのですが、
訓練あるのみです。
「きく」には3種類あります。
1.耳で聞く
音楽を聞くように聞き流している状態
2.口で訊く
話を聞きながら次に何を訊こうか?
考えながら聞いている状態
3.心で聴く
話を聞きながら相手の背景を
イメージしながら聴いている状態
コーチングをする時に大事なのは
「3.心で聴く」ということです。
心で聴いている時は、
判断をしていないと思います。
良い悪いを考えながら
聞いていたら、
相手の背景をイメージする
ことはできません。
コーチングの場合は、
判断を手放して聴いて欲しいのです。
だから、
「そうじゃないんだよなぁ~」と
思っている時点で、
コーチングは上手くいっていない
ということです。
では、どうしたら、
「そうじゃないんだよなぁ~」と
思わずに聴けるようになるのか?
というと・・・
自分の思考で考えるのではなく
相手の思考で考えるということです。
相手の思考を考える上で
有効なのは「相手の選択」です。
いつもブログに書いていますが、
人は選んでいます。
コチラから見たら、
どうしてそうなるのかな?
と思うようなことでも、
相手はそれを選んでいます。
その時に、
相手が何を選んでいるのか?
を知ろうとすることです。
現状は過去の選択の結果です。
どんな場面で
どんな選択をしたのか?
それを考えると、
相手の背景がイメージできる
ようになります。
是非、社員さんとの面談の時に、
社員さんの選択を意識して
聴いてみて下さい。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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