若者は本当に「甘い」のか?

2026年4月23日放送の
「羽鳥慎一モーニングショー」で
昭和と令和の働き方の変化をテーマに、
労働社会学が専門の常見教授と、
コメンテーターの玉川徹氏が論争したことが
話題になっていました。

玉川氏は
「今の世代だけ
苦しい思いをしているみたいなことを言われると、
むしろ甘やかしているんじゃないか」
と主張しました。

その一方で、常見教授は
「精神論で世の中を見てはいけない」
「苦しさの種類が違う」
と反論しました。

この論争を見ながら
個人的な感覚としては
玉川さんの感覚に近いところがあって
「たしかに甘えすぎでは?」と
感じないこともありません。

ただ、その比較に意味があるのかな?
とも思うのです。

なぜなら、極端な話、
戦国時代の人から見れば
今の私たちなんて甘すぎるでしょうし、
戦後の復興を生き抜いた世代から見ても
相当に甘く映るはずです。

つまり何が言いたいのかというと
人間は環境に左右されるということです。

玉川さんは「甘い」とおっしゃいますが、
東日本大震災や能登半島地震の中を
力強く生き抜いた若者もたくさんいます。

環境が人をつくるのだとすれば、
「甘い」か「甘くない」かは
その人の資質ではなく、
置かれた環境の問題ではないでしょうか。

おそらく玉川さんと私は
ほぼ同世代だと思いますが、
私たちが若い頃はSNSがありませんでした。

他人の日常が常に目に入ることもなく、
「一億総中流」と言われた時代で
格差もそれほど可視化されていませんでした。

つまり私たちは、
比べられる機会が少ない環境で育ったのです。

今の若者たちが置かれている環境は
まったく異なります。

SNSによって他人の日常が常に流れ込み、
格差はリアルタイムで可視化される。

社会全体が「ハラスメント」に敏感になったぶん、
叱られたり、鍛えられたりする機会も
少なくなっています。

その結果として「甘く見える」のだとすれば、
それは若者の資質の問題ではなく
環境がそうさせているのだと思います。

さらに、その「環境」は
今後、より厳しくなっていくと思います。

グローバル化によって
海外の優秀な人材との競争にさらされ、
AIやロボットの急速な発達によって
外交人だけでなく、人間以外の存在とも
仕事を奪い合う時代が始まっています。

内側は緩く、外側は過酷。

ある意味、私たちの世代よりも
はるかに難しい環境の中に
今の若者たちは立っているとも言えます。

だからこそ、
「甘い」「甘くない」という議論よりも
「この環境の中で、どう力をつけていくか」
を考える方が大事だと思います。

人は環境に左右されます。

だとすれば、
若者の問題にするのではなく、
環境の問題として、
私たちも当事者の一人だと思うことが
問題解決につながるのではないでしょうか。

批判だけしても、問題は解決しないのですから。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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