組織のコンサルティングをしていると、
職場に問題があるといって、
管理職研修のご相談を
いただくことがあります。
ところが、
よくよく話を聞いていくと、
管理職にはどうしようもない、
ビジネスモデルの問題ではないか?
そういうことが、少なくありません。
たとえば、
残業がなかなか減らない。
こうした問題は、
一見すると、
管理職のマネジメントの問題に
見えてしまいます。
もっと業務を効率化すべきだ!
もっと部下の時間を管理すべきだ!
管理職のマネジメント力を強化すべきだ!
そうやって、
管理職研修をやろうとします。
その気持ちは、よく分かります。
しかし、
それは管理職の問題でしょうか?
たとえば、
一件あたりの手間が
かかりすぎるお客様ばかりを
相手にしている。
あるいは、
そもそも商品やサービスの設計が、
手間のかかるものになっている。
これは、客層の問題であり、
商品設計の問題です。
つまり、
ビジネスモデルの問題であって、
管理職の力では
どうにもならない問題です。
にもかかわらず、
残業が減らないのは
管理職の管理が甘いからだ、
ということになってしまいます。
すると、
どうなるか?というと・・・
一生懸命やっている管理職ほど、
自分の責任だと思い込み、
だんだん疲れていきます。
自分のやり方が悪いのだと、
一人で抱え込んでしまうのです。
そして、
本当に見直すべきビジネスモデルは、
手つかずのまま残ってしまいます。
これでは、いつまでたっても
残業は減りません。
もちろん、
すべてがビジネスモデルの
問題だというわけではありません。
管理職の工夫ひとつで
減らせる残業も、たくさんあります。
ただ、
管理職が解決できることには、
限界があります。
そのことを、
ぜひ経営者の方にも
考えて欲しいのです。
大事なのは、
その残業が、
管理職に減らせる残業なのか?
それとも、
経営が向き合うべき残業なのか?
そこを見極めることだと思います。
管理職に減らせない残業を、
研修だけで減らそうとしても、
うまくはいきません。
管理職研修は、
研修として、
もちろん大切です。
ですが、それと同時に、
どんなお客様を相手にし、
どんな商品を売っているのか?
それを、経営が問い直すこと。
つまり、
ビジネスモデルの見直しも、
必要だと思うのです。
研修とビジネスモデルの見直し。
その両方があってはじめて、
残業は減っていきます。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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