前回のブログで
チームをまとめるには
「共通の目的」を
持つことだとお伝えしました。
コロナウィルスによって
影響を受けている会社においては、
「共通の目的」を伝えるべきです。
ただ、「共通の目的」を伝える前に
やっていただきたいことがあります。
それは・・・
社員さんに
「安心してもらうこと」です。
社長さんの中には、
こういう時こそ
危機感を持ってもらわないと困る!
という方もいらっしゃるかも
しれません。
たしかに、危機感も大切です。
しかし、危機感を与えすぎると
人は動けなくなります。
不確実な時代です。
何が問題解決につながるのか?
分からない時代です。
やりながら、
正解を見つけていくしかありません。
そんな時代に大切なことは、
動いてなんぼ!です。
では、
どうすれば、動けるのでしょうか?
それは、安心することです。
安心することができれば、
動けるようになります。
今、社員さんが心配しているのは
会社は大丈夫なのか?
給料は払ってもらえるのか?
ということです。
社員さんは給与で生活をしています。
社長さんが思っているよりも
給与が支払われるか?
を心配しています。
このブログを
読んでいただいている会社の中には、
来月の給与も支払えないという
会社もあるかもしれません。
しかし、ほとんどの会社さんは
そうではないと思います。
備えをしているか、
融資を受けられると思います。
しばらくは、
大丈夫な状態にあると思います。
しかし、そういうことは
社員さんには分かっていません。
社長さんの当たり前は、
社員さんの当たり前ではないのです。
そんなことは言わなくても
分かっているだろうではなく、
社長の口から、直接、
「大丈夫だから安心して欲しい!」
と伝える必要があります。
まずは、
社員さんの不安を解消しない限り
会社のビジョンは、
社員さんの耳には届きません。
業績= 戦略 × 実行 です。
どんなに優れた戦略も実行しないと
業績につながりません。
正直、戦略は、
どこの会社もあまり変わりません。
ましてや、今のような状況であれば、
できることは限られています。
しかし、その限られていることを
やるか?やらないか?で、
このコロナ騒動が収まった時の
業績に違いが生まれます。
業績の差は「実行力」の差なのです。
そして「実行力」というのは、
組織のメンバーの
ひとりひとりの「力」です。
自分と違う思考を排除せず
受け止めることができる「力」
相手の思考を引き出し、
行動に結びつけられる「力」
自分の考えていることを
表現したり主張できる「力」
相手の立場を考えながら
対話することができる「力」
いったん、やると決めたら
最後までやり切る「力」
これらの「力」は
組織のメンバーのひとりひとりが
安心しているから
発揮されるものなのです。
今は、いくら動いても
成果は上がりにくいと思います。
世の中が再び動き出したときに
これらの「力」が発揮できるように
しておくことが
大事だと思うのです。
そのためには、まずは、
社員さんに安心をしてもらった上で
ビジョンを伝えることが
大事だと思うのです。
だから、まず、社員さん達に
「大丈夫だから安心して欲しい!」
と伝えるところから始めて欲しい
と思うのです。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
大事なことを小冊子にまとめました!
戦略に違いがなくなり、実行力の差が
会社の業績を左右する時代になりました。
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