対話はつらいよ!

あるワイドショーが
放送した内容に対して
厚生労働省がTwitterで
コントしたことが話題になっています。

 

ワイドショーの出演者から
マスクについて
「まずは医療機関に配らなければダメ!」
とのコメントを受けて、
厚生労働省が、
「感染症指定機関への医療用マスクの
優先供給を行った」
というコメントしたということです。

 

このコメントをしたことについて、
マスコミは、
「厚生労働省はデマ発信者扱いをした!」
「自由な論評の萎縮が懸念される!」
「言論弾圧だ!」
などの取り上げ方をされています。

 

結局のところ・・・

 

ワイドショー側は
全国の医療機関に取材を行い、
「供給されている所もありますが、
供給されていない所もあります」
との報道をしました。

 

それに対して、厚生労働省は、
ワイドショーの取材に対して、
「マスクの優先供給を行った」という
表現については
「言いすぎた表現」と回答し、
供給を「開始した」が正しい表現だ
としたそうです。

 

結局、どっちもどっちで、
どちらも正しくて、
どちらも間違ってしました。

 

でも、
お互いの意見が出そろうことで、
本当のことが分かりました。

 

これが「対話」です。

 

一方から見ていることを言って、
他方から見ていることを言うことで、
全体が見てきます。

 

当然、一方から見えていることは
他方から見ていることとは違います。

 

ルービックキューブの
表と裏の話です。

 

だとしたら、
相手の言ったことを否定せずに
自分が思ったことを言えばよいのです。

 

言われた方も
相手の言ったことを否定せずに
言われたことを聴けばよいのです。

 

そのうえで、どういうことなのか?
を話し合えばよいのです。

 

当然、自分と違うことを言われるので、
感情が揺さぶられます。

 

おもしろくないはずです。

 

対話はつらいんです!

 

しかし、そこを乗り越えないと、
本当のことが分かりません。

 

そう考えた時に、
「厚生労働省はデマ発信者扱いをした!」
「自由な論評の萎縮が懸念される!」
「言論弾圧だ!」
という発言のは、
非常に問題があると思います。

 

そんなことを言ったら、
相手はそれ以上言えなくなります。

 

言いたいことだけ言って、
反論を受け付けないのでは、
対話になりません。

 

これと同じことが
職場で起こっています。

 

社長が言ったことに対して、
反論をしようとすると、
上司から大きな声でまくしたてられる・・・

 

社長に説明しようと思っても
もういいと言われて聞いてもらえない・・・

 

その逆もあります。

 

社長が社員に間違いを指摘したら、
パワハラだと言われた・・・

 

社長が社員に
「言いたいことを言ってよ!」と言っても
怖くて言えませんと言われる・・・

 

いずれにしても
対話になっていません。

 

こんな風になっているのを
対話ができる状態に持っていくことが
私の仕事だと思っています。

 

イメージとしては
デンターミラーです。

 

歯医者さんで歯の裏を見る時に
使う鏡がついた棒のようなものです。

 

あれを使うと、
普通では見えない歯の裏側が見えます。

 

私がいることで、
普段、見えないことが見えるようになり、
いずれ、それが私だけでなくて
社員さん同士でできるようにする。

 

それが、コーチングだったり、
フィードバックだったり、
傾聴だったり、
承認だったりするのですが
それがバラバラなんですよね!

 

それを目的をもって、
意識して使えるようにすることが
大事だと思っています。

 

結局は、できる人から
できるようにするしないのですが・・・

 

当たり前のことを言っている
と思われるかもしれませんが、
当たり前だから再現性があるのです。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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