組織コンサルタントして、
何のために組織を変えるのか？
というと・・・
それは・・・
業績を上げるためにです。
当然、組織が機能すれば、
業績は上がります。
「人」の強みが活かされて、
「しくみ」が機能し始めて
「関係性」が良くなると・・・
組織が機能し始めるので、
業績は上がります。
業績は上がるのですが、
本来の業績を取り戻すだけで、
劇的に変わるわけではありません。
なぜならば、
ビジネスモデルが変わっていない
からです。
同じビジネスモデルのままで
業績を上げるには限界があると
思っています。
なぜならば、
世の中が変わっているので、
現状のビジネスモデルで
業績を上げづらくなっていくからです。
そうすると、
新しい事業を立ち上げないと
今以上の業績の向上は望めません。
そこで、
既存の事業が軌道に乗ったところで
新規事業を始めるのですが、
その時に大切なことは・・・
特に中小企業においては、
新規事業は社長がやらないと
上手くいかないということです。
その理由は３つあります。
当然、新規事業には
ヒト・モノ・カネを投入します。
そして、ほとんどの場合、
失敗します。
最初から、上手くいくなんて
そんな甘い話はありません。
何度か、失敗した時に
自分がかかわっていれば、
納得できると思うのです。
自分がかかわらずに
任せっぱなしで失敗した場合、
任せられた社員は責任を感じます。
責任を感じた社員は、
1回や2回ならまだしも、
何回も繰り返していると
会社に居づらくなって、
辞めてしまう可能性が高くなります。
新規事業を任せられる社員さんは、
そもそも優秀だと思うのです。
そんな優秀な社員さんを
失うことは会社にとって
もったいないことだと思うのです。
だから、社長がかかわることで
社員を守ることが必要です。
これが、
新規事業に社長がかかわるべき
１つ目の理由です。
２つ目の理由は、
新規事業を始める時に
既存事業から協力が得られにくい
ということです。
新規事業というからには
他にメインになる事業があります。
そのメインの事業をやりながら
同時に新規事業を進めます。
そうすると、
新規事業にエネルギーが奪われます。
既存事業で儲けた利益が、
新規事業に奪われます。
さらに、
新規事業に人が割かれて
既存事業が忙しくなっているのに
社長の興味は新規事業に向く・・・
イメージとしては
弟が生まれて、お母さんを取られたと
思っているお兄ちゃんの心境です。
正直、快く思わないのも
仕方がありません。
こんな時に
既存事業のメンバーと
「対話」できるのは
社長しかいないのです。
どうして、
失敗してまでも
新規事業が必要なのか？
いつぐらいまでには、
新規事業を軌道にのせたいのか？
新規事業が軌道にのると
既存事業とどのように関係してくるのか？
そして、新規事業が
今後の会社の中で、
どのような位置づけになるのか？
こんなことを語れるのは
社長以外にいません。
これが、
新規事業に社長がかかわるべき
２つ目の理由です。
新規事業に社長がかかわるべき
３つ目、最後の理由は・・・
既存事業が回っているとしたら、
社長がかかわらない方が、
社員が成長するということです。
社長がかかわっている限り、
社長に答えがあるので、
社員は自分で答えを出そうとしません。
結局、
自分で考えて答えを出すことを
しないがぎり、
成長することはありません。
社長が新規事業をやることで、
既存事業にかかわれなくなることが
社員を育てる上で効果的です。
新規事業をやるというのは、
単に新規事業を始めるということ
だけなくて、
既存事業を任せるということを
同時にやることなのです。
社長が既存事業を手放すためにも
新規事業にかかわったほうが良いのです。
これが、
新規事業に社長がかかわるべき
３つ目、最後の理由です。
このようにチームビルディングを学ぶと、
新規事業も上手くいくようになります。
極端な話、組織が上手くいっていれば、
何をやっても上手くいくのです。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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