各市町村の長が、
真っ先にワクチン接種したことが
批判を受けています。
医療従事者向けのワクチンが
キャンセルで余ったので
無駄にしないように接種した
とのことです。
トップの人間が、
コロナウィルスに感染して
業務に従事できないのは、
市町村にとって問題ですから、
キャンセル分と言わずに
真っ先に接種すべきだと思います。
しかし、マスコミは、
先に接種したトップを批判的に
報道しています。
どこかの企業の会長の夫妻が
市町村への圧力によって
優先的に摂取を受けたことは
問題だと思いますが・・・
しかし、
批判されるべきでない人が
マスコミに追っかけまわされて、
謝罪させられる様は見ていて
気の毒です。
世の中が混乱している時に
個人を責めることは、
より不安を増殖させて、
組織全体の生産性を下げることに
なります。
全国民に短期間でワクチン接種をする
というプロジェクトを実行する時に
トラブルはつきものです。
以前、たかがマスクを配るにも
あれだけトラブルが起こったのに、
厳密な温度管理が必要なワクチンを
完璧に扱うことなんて簡単にできません。
では、どうしたら上手くいくか?
というと、トライアンドエラーで、
日々、改善していくしかありません。
人はやりながらでないと
学べないのです。
それなのに、
失敗を許さない雰囲気を
作り出したら、
誰もトライしなくなります。
トライしなければ、
トライアンドエラーが起きないので、
いつまで経っても改善はしません。
失敗で人を責めたら、
チャレンジすることを恐れるので、
いつまで経っても改善が起きず、
組織全体の生産性が上がりません。
批判の中には、
行政のトップが嘘をついたり
ごまかしたことを指摘する声も
あります。
それ自体、
ほめられた話ではありませんが、
かといって、自分だったら、
正直に言える自信もありません。
人間って、
そんなものなんじゃないでしょうか?
それも含めて、
許すべきではないでしょうか?
人を許す
これは、組織のマネジメントで
すごく大事なことです。
最終的な目標は、
組織全体の生産性を上げることです。
だとしたら、
とにかく、早く失敗をして、
トライアンドエラーをして、
改善を繰り返すことが必要です。
人は完ぺきではないので
ミスもするし、
間違えも起こします。
人はそういうものです。
そういうものだと理解した上で
マネジメントしないと、
目の前の善悪に振り回されて、
組織全体の成果を上げられません。
つまり、
組織のマネジメントが
できるためには、
人というものを理解しておく
必要があるのです。
人は弱く、過ちを犯すものだ
ということを
知っている人でないと、
組織を作れないのです。
だから、できる人がトップに立つと
その組織は上手くいきません。
自分を基準に考えるからです。
どうしてできないの?
と責めるからです。
河野大臣が、TV番組で
効率性よりは平等性の方を重んじる
自治体が多かった。
これは完全に僕の失敗です。
と語っているのを見た時、
この人は分かっていると思いました。
上手くいっていない時こそ、
失敗に寛容になることが大事なのです。
自分だって、失敗してますから・・・
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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