コーチングとプロレス

昨日は、
お客様の会社のリーダー同士の
コーチングレッスンでした

 

リーダー同士で
コーチングをして、
その後、私も入って
コーチングを振り返りをします。

 

一緒に振り返りをすることで、
コーチングの技術のレベルアップと
リーダー同士がコーチングで
悩みを解決するという
一石二鳥の研修です。

 

みなさん、
コーチングも上達してきたので、
このような実践的な研修も
できるようになってきました。

 

そのコーチングの振り返りの中で
こんな質問をいただきました。

 

部下にコーチングをする時は、
事前に「コーチングしますよ!」と
言ったほうがよいですか?

 

いい質問だと思いました。

 

私がお客様の会社で
コーチングを教える時は、
本格的なコーチングはできなくても
いいと思っています。

 

私は、
コーチングマインドを
身に付けて欲しい!
と思っているからです。

 

コーチングというのは、
自分で考えて自分で決めて
行動してもらうための技術です。

 

いわゆる「自律型人材」を
育てようと思ったら、
コーチング的に接する必要があります。

 

やらされるマネジメントから
自分でやるマネジメントです。

 

上司の方には、
コーチング的なかかわり方を
できるようになってもらいたい
と考えています。

 

だから、
厳密なコーチングができなくても、
方向性だけは共有して、
やり方は部下に任せるみたいなことが
できるようになったらよいと思っています。

 

それができたら、
部下は、やらされ感が薄れて、
自律的に仕事ができるようになります。

 

私のコンサルでは、
そこをゴールにしているので、
本格的なコーチングは、
職場では難しいと思います。

 

で、だんだん
コーチングができるようになると
職場でもコーチングを使いたく
なってくるのだと思います。

 

でも、実際、職場でコーチングを
やってみても、上手くいかない!
なんてことが起こります。

 

どうしてなんでしょうか?

 

それは・・・

 

コーチングって、
プロレスみたいなものだから
だと思います。

 

正直、プロレスは詳しくないのですが、
プロセス技はかかろうとしない限り、
技はかからないんじゃないか?
と思うのです。

 

打撃系の格闘技では
プロレスみたいな技は出てきません。

 

ある程度、技にかけられる前提で、
プロレスをやっていると思うのです。

 

コーチングも同じです。

 

コーチングというのは、
コーチングを受けている人が
問題を解決します。

 

コーチはあくまでも
問題解決のサポートをするだけです。

 

コーチが解決するわけではありません。

 

コーチングを受けている人が
問題解決をしたいと思っていないと
問題は解決しません。

 

だから、
嫌がる部下を無理やり会議室に呼んで
コーチングを始めても、
コーチングは機能しないのです。

 

コーチングをするのであれば、
まずは、コーチングの時間が、
相手のための時間であることを伝えた上で
相手が解決したい問題について
質問するしないといけません。

 

いきなり、
コブラツイストはかからないのです。

 

面談でコーチングをする時の
参考にしていただければと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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