裏切られたなんて思わない方がいい

先日、お客様の社長さんから
電話がかかってきて、
3年目を迎えた社員さんが
辞めてしまったというのです。

 

この社員さんは、
この会社始まって以来の
新卒の社員さんでどう育てたらよいか?
わからない中で、
手を尽くして育ててきました。

 

私もこの社員さんと
何回か面談していたので
退職したという話を聞いて
ショックを受けました。

 

社長さんもショックだったようで
「裏切られた思いです!」
とおっしゃっていました。

 

たしかに、
社長さんは我が子のように
この社員さんの面倒を見ていました。

 

裏切られた!と言いたくなる
気持ちも分かります。

 

しかし、私は、社長さんに
「裏切られた!」と言うのは危険ですよ!
という話をしました。

 

裏切られたと言う背景には、
これだけしてあげたのに!
という思いがあります。

 

言い換えると、
これだけしてあげているのだから、
それに応えるのが当然だ!
という思いがあります。

 

その思いは分かりますが、
これは人をコントロールする考え方です。

 

人をコントロールしようとすると
人は離れていきます。

 

なぜなら、
自分が利用されていることが
わかるからです。

 

利用されるというのは、
人として見られているのではなく、
モノとして見られています。

 

モノだと思われて
この人についていこうだなんて
思いません。

 

この人から離れようとします。

 

裏切られた!と言わない方が
良いというのは、
社長さんがそう言っているのを
周りの社員さんが見ているからです。

 

裏切られた!と言うことで
人をモノだと思っていることが
伝わってしまいます。

 

それが伝わってしまうと
人が離れていきます。

 

もちろん、
私は、この社長さんが
人をモノだと思っている方だとは
思っていません。

 

だからこそ、
裏切られた!なんて言わない方が
いいですよ!と伝えました。

 

いつもブログに書いていますが
人は選択をしています。

 

辞めたということは、
何かを選択したのです。

 

うちの会社では、
その何かが得られないから
辞めたのです。

 

それが何か?を考えることが
大事です。

 

そして、その何かが
得られる会社にするのか?
しないのか?

 

それを決めることの方が
大事だと思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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