昨日、外出先で、
ノートパソコンを開こうと思ったら、
BitLockerという暗号化ソフトから
回復キーの入力を求められました。
BitLockerは
ノートパソコンが盗難に遭った時に
データ漏洩を防ぐために、
パソコンのデータを暗号化して、
読み取りを防ぐセキュリティー機能です。
マイクロソフトに組み込まれていて
知人の勧めもあって導入しました。
とても有効な機能なのですが、
一定回数以上パスワードの入力を
間違えるとロックがかかり
回復キーを入力しないと
初期化しない限り、
パソコンは立ち上がらなくなります。
初期化をするということは、
ノートパソコンの中にあるデータが無くなります。
つまり、保存していたデータも
インストールしたアプリも消えてなくなります。
セキュリティー上はそれでいいのでしょうが、
実際にそうなったら、
考えるのも怖ろしい状況です。
回復キーが分かればよいのですが、
回復キーなんて初めて聞いた私が
分かるはずもありません。
48桁の数字なのだそうですが、
そんなの、見た覚えもありません。
ということは、
私のデータが全部消える・・・
クラウド上に残っている
データもありますが、
それだって、パソコンを初期化して、
アプリをインストールして、
IDとPWでつなげる作業が必要です。
私はパソコンの知識がないので、
いつもお願いしている人に
作業を依頼する必要があります。
すぐに対応してもらえるとも限りません。
IDとPWも分かるかどうか・・・
そうなると、数日間は、
パソコンが使えない・・・
仕事になりません。
どうしよう・・・
完全に思考停止に陥りました。
外出先で、電源を持っていなかったので、
ノートパソコンは、電池切れになりました。
家に帰って来て、電源をいれたら、
なんと！いつもの入力画面になって、
無事にパソコンが開きました！
本当に命拾いしました。
すぐに、
マイクロソフトのアカウントから
回復キーを調べて、
48桁の数字をコピーして
パソコン以外の所に保管しました。
BitLockerを使っていて、
この話がなんの話だか分からない人は、
とにかく、回復キーを調べて、
パソコン以外の所に保管して下さい。
（回復キーで検索すると方法が紹介されています）
ずいぶん前から、
このリスクは指摘されていたようですが、
そもそも知らないので、
対処していませんでした。
でも、知っていてもやったかどうか・・・
先日も、阪神淡路大震災から30年で
大震災を経験していない世代に
この記憶をどう伝えるのか？
が問題になっているということでした。
体験したものと
見聞きした知識は別物だと思ったほうが
よいと思います。
それだけに、記憶に頼らずに、
やるべきことはやる！ということが
大事なんだと思います。
感情的なものや感覚的なものに
再現性を期待してはいけないと思うのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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