簗和生農林水産大臣の発言が
ニュースになっています。
週刊誌の報道によると、
地元の自民党支部の非公開の総会で、
選挙で応援してもらえなかった
自治体の道路予算について、
「大幅にカットをした」
と話したそうです。
ご本人は、
「少し誇張したような表現をしてしまった」
と説明し、
国への働きかけは否定しています。
国土交通省も、
担当者が働きかけや圧力を
「受けたことはなかったと思う」
と話していると説明しています。
実際に何があったのか?は、
私には分かりません。
ただ、このニュースを見て、
考えたことがあります。
政治家が地元のために
駅や道路を引っ張ってくるという話は、
昔からよくありました。
地元をよくしてくれそうだから、
あの人を当選させよう!
これは、期待であり、応援です。
それ自体は、
何の問題もないことだと思います。
しかし、今回、問題になっているのは、
向きが逆です。
応援しなければ、不利に扱う・・・
もし、そう受け取られたとしたら、
それは、期待ではなく、脅しです。
結果として、
同じように支持してもらえたとしても、
支持する側の気持ちはまったく違います。
期待して支持するのか?
怖いから支持するのか?
この違いは、
マネジメントでも、よく見かけます。
いつも、ブログに書いていますが、
人が動く理由は2つしかありません。
「快」を求めるか?
「不快」を避けるか?
です。
○○しないと、評価を下げるぞ!
○○しないと、会社が危ないぞ!
こうやって脅したり、
危機感であおったりして人を動かすのは、
「不快」によるマネジメントです。
不快でも、人は動きます。
しかも、すぐに動くので、
思いが強い人ほど、使いたくなります。
しかし、不快で動いた人は、
不快がなくなると止まります。
だから、
常に不快を与え続けないと
動かなくなるのです。
与える方も、与えられる方も、
だんだん、すさんでいきます。
そして、不快を避けるために動く人は、
最低限のことしかしません。
自分で考えて、
よりよくしようとは思わないのです。
一方、「快」によるマネジメントは、
ビジョンで引っ張るということです。
この会社にいたら、
自分のやりたいことが実現する!
そう思えたら、
誰かに言われなくても、人は動きます。
脅す必要も、あおる必要もありません。
もちろん、
ビジョンを描いて、伝えて、
共感してもらうには時間がかかります。
脅す方が、はるかに簡単です。
しかし、
危機感であおって動かした組織は、
あおり続けなければ止まります。
ビジョンで引っ張った組織は、
リーダーが見ていなくても進みます。
問題だと思うのは、力がある人ほど、
自分の力で物事を進めようとする
ということです。
周りがついてこないと、
強引にでも進めようとします。
それが、周りにとっては、
「不快」に思われがちです。
一方、力がない人は、
自分一人では進められません。
だから、周りの力を活かそうとします。
話を聞いて、
やりたいことを引き出して、
力を貸してもらう・・・
それは、周りにとって、
「快」になります。
力があることが、
よいとは限りません。
力がないから、
ダメということでもありません。
大事なのは、
力があるかないかではなく、
周りの力を活かせるかかどうかなのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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