私が観たいスターウォーズはもう帰ってこない・・・

日曜日なので好きな話を・・・

 

先日、スターウォーズⅨ
『スカイウォーカーの夜明け』
を観てきました。

 

ネタバレなしの範囲で書きます。

 

前作、
スターウォーズⅧ『最後のジェダイ』は
賛否両論がありました。

 

私は完全否定派です。

 

そのことは前回ブログに書きました。

 

「ダークサイドに堕ちそうです。」

ダークサイドに堕ちそうです。

 

監督のライアン・ジョンソンは、
スターウォーズの世界観を
絶望的に破壊しました。

 

ディズニーは
スターウォーズを買収し
キャラクタービジネスのために
キャラクターを増やしました。

 

しかし、
そのキャラクターの背景を描かないから
全く共感ができません。

 

フォースも超能力にになって
瞬間移動と通話が可能になり、
ほとんどドラゴンボールの世界です。

 

スターウォーズは
もはやスターウォーズではなくなりました。

 

それでも、一途の望みをもって
シリーズ最終作『スカイウォーカーの夜明け』
を待ちわびていました。

 

スターウォーズⅦ『フォースの覚醒』の
J.J.エイブラムスが監督に返り咲き
少しは期待をしていました。

 

しかし、とっ散らかした話を
何とか終わらせるだけが精一杯という感じで
テーマ性も、哲学も、真理もありません。

 

スターウォーズが一貫して持っていた
親と子の葛藤のテーマが失われました。

 

スターウォーズⅦ『フォースの覚醒』で
ハンソロが無駄死にした時点で
嫌な予感がしていたのですが・・・

 

人は、親子関係の中で苦しみ
コンプレックスを背負い、
それを克服することで成長します。

 

人は、変えられないものを
変えようとしてもがきます。

 

容姿も、体型も
性別も、肌の色も
兄弟も、親戚も
富も、地位も
血筋も、才能も

 

しかし、ある時に、
変えられないものの中に
「自分」がいることに気づき、
結果、受け入れることで乗り越えます。

 

そういう苦悩が
スターウォーズの魅力でした・・・

 

なるほど、わかった気がします。

 

そういえば、
うちの娘が言っていました。

 

「スターウォーズに全く魅力を感じない」

 

なるほど、
ディズニーは
マーケティングのプロです。

 

この先、
スターウォーズを
続けていくとなると、
私の娘の世代がターゲットになります。

 

そうなったときに
もはや「親子関係」がテーマになりえない
のかもしれません。

 

私の娘の世代にしたら、
家族は乗り越えるものではなく、
関係のないものとして生きていくもの
かもしれません。

 

もはや、親との間に
葛藤などないのかもしれません。

 

反抗期という言葉も聞かくなくなりました。

 

そういう意味では、
ライアン・ジョンソン監督の
スターウォーズⅧ『最後のジェダイ』こそ
ディズニーが作りたかったものかもしれません。

 

だとしたら、もはや、
私のモノサシが古いのかもしれません。

 

続三部作(シークエル・トリロジー)
の評価は世代によって違うのかも
しれません。

 

ディズニーによると、
新三部作Ⅹ、Ⅺ、Ⅻがライアン監督の元
企画が進んでいるようです。

 

いずれにしても、
私が観たいスターウォーズは
もう帰ってこないということだけは
分かりました。

 

私のスターウォーズは
本当に終わってしました。

 

と言いながら、
また観てグチるんだと思いますが・・・

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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