遅さと忍耐こそがチームビルディングの利点

いよいよ、明日、衆議院選挙ですね!

今まで以上に迷うというか、
いろいろ情報が多くて、
本当かウソか分からない話が多くて
何がなんだかわからなくなってきています。

悪いところだけ見れば、
どの政党にも悪いところがあって、
それを面白おかしく取り上げられると
そんな政党を支持する気がなくなります。

そうなると、結局、どっちもどっちで
どこの政党を支持したらよいのか?
分からなくなります。

情報量が多いことが
判断を難しくしています。

そんな風に思っていたところ、
新幹線の雑誌Wedgeに
民主主義についての記事が
特集されていました。

その中に、京都大学の
佐伯啓思名誉教授の記事があって
こんなことが書いてありました。

民主主義の意思決定は、
本来、きわめて優柔不断なものであり、
時間のかかるものであり、
しかも、必ず一群の不満分子を生み出す。


民主政治は、それが生み出す
政治への不満に耐えなければならない。


対立が繰り返されれば意志決定は
容易ではない。


その意味では、それは独裁や全体主義に劣る。


その「遅さ」と「忍耐」こそが民主主義の
利点だとみなさなければならない。


にもかかわらず、人々は、リーダーに
即席の「決断」を求める。


ここに民主政治の困難がある。


民主主義はきわめて多くの欠陥を
もった政治制度であり、
それにもかかわらず、それを機能させる
ためには、おおよそ国民の間に
共有された価値観や道徳意識があり、
経済と社会の安定がなければならない。

なるほどなぁ〜と思いました。

以前のブログで、
チームビルディングは組織の民主化を
目指していると書きました。

「チームビルディングがノーベル経済学賞を取る日も近い!」

チームビルディングを目指す組織では、
組織の目的を自分たちで決めて
その目標達成の行動管理を
自分達でしながら
その成果の配分を自分達で決める
ということを書きました。

たしかに、組織に
チームビルディングを導入しようとすると
時間がかかります。

みんながみんな、
組織の目標に同意することはないので
対話を繰り返す必要があります。

トップダウンの組織には、
スピードの面で勝てないかもしれません。

しかし、いったん、
民主主義が定着すれば、
対立激化によるお互いの消耗を避けることが
できる分だけ繁栄します。

それは、今年、
ノーベル経済学賞を受賞した
マサチューセッツ工科大学の
ダロン・アセモグル教授らによって
証明されました。

だから、民主主義をあきらめないで、
長い時間軸で組織作りをする必要があって、
それがまさに佐伯教授が言うように
「遅さ」と「忍耐」こそが民主主義の利点
ということなのです。
(保留できるということだと理解しています)

チームビルディングを学んでいる
社長さんからは、
「まるで修行のようだ!」
と言われることがあります。

たしかに時間がかかっていますが、
確実に会社は変わってきていると思います。

そう感じているからこそ、
チームビルディングを学び続けて
いらっしゃるのだと思います。

こらえ性がなくスピードを求めても、
結局、何も積みあがっていきません。

「遅さ」と「忍耐」こそが
チームビルディングの利点なのです。

時間をかけるからこそ
得られるものがあるのです。

選挙も長い時間軸を持って
判断したいと思います。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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