私が組織のコンサルティングに入る時は、
訪問して会議をする前に、振り返りをしてもらいます。
事前に用意した振り返りシートに記入してもらいます。
その振り返りシートには、
「前回からできたこと、進んだことは何か?」
という問いがあります。
この問いを見た時に、
幹部の方がこうおっしゃいました。
「振り返りがつらい・・・」
その気持ちは私も分かります。
「前回からできたこと、進んだことは何か?」
と聞かれても、
何もできていないし、進んでいないと
感じる時があります。
こうなっていたいのに
こうなっていないことに気付きます。
これが「フィードバック」です。
私の個人的な感覚で言うと
世の中で言われている「フィードバック」は、
ほとんど「フィードバック」ではありません。
というのは、
ほとんどの人が「フィードバック」の意味を
誤解しているからです。
一般的に、「フィードバック」というと
自分が感じたことをストレートに伝えることだと
思っているのではないか?と思います。
確かに、感じたことを伝えることもありますが、
なんでもかんでも伝えればよい
というものではありません。
では、本来の「フィードバック」とは何か?
それは、目標としているものとの
ギャップを伝えることです。
そもそも、「フィードバック」の元々の意味は
大砲で「的」に当てる技術のことです。
大砲はライフルのように
狙って撃つことができません。
撃ってみて
「的」とどれだけ離れているか?
を観測し、修正して打ちます。
「的」とどれだけ離れているか?
が「フィードバック」です。
「的」とどれだけ離れているか?
を伝えることなので、
評価や判断を含みません。
ただ、事実としてのギャップを示すだけです。
だからこそ、
「フィードバック」を受けた本人は
自分でギャップに気づき、
自分で修正しようとします。
誰かに怒られたからではなく、
自分でズレを認識するから動くのです。
「フィードバック」が機能すれば、
怒る必要もないし、怒鳴る必要もありません。
冒頭の「振り返りがつらい・・・」という言葉は、
振り返りをすることで
できていない事実を突きつけられるからです。
それは、まさに「フィードバック」が
正しく機能している証拠でもあります。
今の時代、怒ったり、怒鳴ったりすれば
すぐにパワハラだと言われます。
そんな時代に、
どうやって人を育てればいいのか?
と聞かれることがあります。
その答えが、まさに
「フィードバック」をすることです。
「フィードバック」が機能すれば、
怒ったり怒鳴ったりしなくても、
本人が自分で気づいて、自分で修正します。
ただ、「フィードバック」は
評価や判断を入れないようにしないといけないので、
実践するのが難しいのです。
人はつい評価をしたり、判断しがちです。
だからこそ、振り返りシートが有効だと思っています。
紙に質問が書いてあるだけです。
紙は評価も判断もしません。
だから、自分とじっくり向き合って
振り返ることができるのです。
「振り返りがつらい」と感じるのは、
「フィードバック」が機能しているサインです。
そのつらさの先に、成長があります。
振り返りをしないのが、
人が成長できない理由だと思うのです。
今日も最後まで読んでいただき
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