なぜ、繁忙期に研修をするのか?

先日、お客様の会社で、
次のような質問を受けました。

繁忙期にどうして研修をするのですか?

なるほど・・・

繁忙期は業務に集中して、
閑散期に研修をすればいい・・・

それはその通りだと思います。

ただ、よく考えると、
繁忙期にこそ、
組織の問題が明らかになり、
話し合う必要が出てきます。

忙しくなって余裕がなくなると、
人材力でカバーできていた部分の
ほころびが表に出てくるからです。

しかし、繁忙期には、
業務を止めて、
問題について話し合う時間が
取れません。

そのまま問題をやり過ごして、
閑散期に解決しようとしても、
喉元過ぎれば熱さを忘れるで、
問題の切実さは薄れてしまいます。

結局、次の繁忙期に
また同じ問題が起きるのです。

つまり、繁忙期こそ、
話し合う時間を取るべきで、
そこに研修を入れておくことで、
それが可能になります。

バスケットボールの試合でも、
流れが悪いときほど、
監督はタイムアウトを取ります。

試合が終わってから
「あの時こうすればよかった」と
話し合っても、
その試合はもう取り戻せません。

試合の最中に一度立ち止まるから、
流れを変えることができます。

繁忙期の研修も、
これと同じだと思っています。

繁忙期だからといって、
話し合う時間を取らなければ、
もやもやが溜まって、
生産性の低下につながります。

繁忙期であっても、
研修を行うのは、
より生産性を上げるためです。

そのため、
研修は新しいことを学ぶのではなく、
今ある問題を話し合ったり、
目標を再確認したり、
お互いを承認したりする
組み立てにする必要があると
思っています。

ある会社では、
繁忙期になると時差出勤になるため、
朝礼ができていませんでした。

それでは情報共有が上手くいかない
ということで、
メンバーから
「お昼休みを10分延ばして、
昼礼をしてはどうか」
という案が出て、
実際にやることになりました。

これも、
研修で立ち止まって
話し合ったからこそ
出てきたアイデアです。

いつもブログに書いているように、
人はやりながらでないと学べません。

一番、学びたいと思っているときに
学ぶことが効果的です。

だから、一番困っているときに、
研修をするのが効果的だと思っています。

これは、研修がなくても
職場で取り入れることができます。

例えば、繁忙期こそ、
週に1回、10分だけ手を止めて、
「今、困っていることは何か?」
を話し合う時間を取ってみるとよいと思います。

忙しいときほど、
立ち止まる10分が
その後の仕事を楽にしてくれます。

今回、繁忙期でも
あえて研修を行うと決めた
会社の思いに応えたいと思っています。

だからこそ、
私が教えたいことは少し我慢して、
参加した方が
「もやもやが解消できてよかった」
と思える研修にしたいと思います。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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