アジア大会のバレーボール女子決勝で、
日本は中国に0-3で敗れました。
この結果を受けて、
バレーボール女子日本代表の元監督
中田久美さんが、
自身のインスタグラムに
「強いチームは何を共有しているか」
と題した投稿をしていました。
作戦や技術は、どのチームも持っている。
目標も、どのチームも同じように掲げている。
差が出るのは、苦しくなった時だと思う。
流れが相手に傾いた時、何を見るのか。
何を信じて、何を選ぶのか。
そこで全員が同じものを見ていられるか。
強いチームが共有しているのは、
答えではなく、基準なのかもしれない。
とても考えさせられる言葉でした。
ここで言う「基準」とは、
「当たり前の基準」
のことだと思います。
どこまで勝ちにこだわるのか?
勝つために譲れないものは何か?
その基準がバラバラだと、
どんなに作戦や技術があっても
勝てないということです。
これは、会社でも同じです。
例えば、
お客様から問い合わせがあった時、
Aさんは、その日のうちに返事をするのが
当たり前だと思っています。
Bさんは、2〜3日以内に返事をすれば
十分だと思っています。
どちらも、
お客様を大切にしようという
目標は同じです。
しかし、「当たり前の基準」が違うので、
AさんはBさんのことを
「いい加減だ」と感じ、
BさんはAさんのことを
「せっかちすぎる」と感じます。
普段は、それでも何とか回ります。
しかし、繁忙期やトラブルが起こった時、
つまり、苦しくなった時に、
その違いが一気に表面化します。
誰かが手を抜いたわけではありません。
それぞれが、
自分の基準で正しいと思うことを
やっているだけなのです。
だから、厄介なのです。
中田久美さんが
「答えではなく、基準」
と言っているのも大事なポイントです。
答えは、状況によって変わります。
相手が変われば、作戦も変わります。
マニュアルに書かれた答えは、
想定外のことが起こると役に立ちません。
しかし、基準が揃っていれば、
想定外のことが起こっても、
全員が同じ方向を向いて判断できます。
行動に迷いがなくなるのです。
「当たり前の基準」を揃えるために
大事なことがあります。
それは、「前提は共有されていない」
と知っておくことです。
自分にとって当たり前のことは、
相手にとっても当たり前だろう・・・
と思い込んでいるから、
わざわざ言葉にしないのです。
だから、まずは、
「うちのチームにとっての当たり前」
を言葉にすることが大事です。
そして、その基準を基に
お互いがフィードバックし合えるように
なることです。
基準が明確になっていれば、
上司でなくても、
誰でもフィードバックができます。
中田久美さんは、
「経験が浅くても、
その基準が揃っていれば、
少しずつチームは強くなる。
選手が入れ替わっても、
受け継がれていくものがある」
とも書いていました。
会社も、人が入れ替わります。
それでも強い会社であり続けるために
受け継ぐべきものは、
一人ひとりのノウハウではなく、
「当たり前の基準」だと思うのです。
強いチームは、
「当たり前の基準」を共有しているのだと
あらためて思いました。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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