会議！あるある大事典！

昨日、お客様の会議に参加していて
こんな場面がありました。

研究開発の人件費の話をしていました。

研究開発は企業にとっては
次の飯の種ですが、
すぐに収益に反映しづらいため、
かけずらい費用です。

その時に、ある役員の方が
「こうなったら、
『サポイン』しかないかなァ〜」
とおっしゃいました。

みんな、頷いています。

その後も、その役員の方が
『サポイン』の話を続けていました。

どうも、役員の方も察したようで、
しばらくしてから

「ところで『サポイン』って知っている？」

私も知らない・・・

あなたも知らない・・・

みんな知らない・・・

会議の席に沈黙が広がっていきました。

結局、会議に出席している
ほとんどの人が知りませんでした・・・

『サポイン』とは、
サポートインダストリーの略で・・・

中小企業・小規模事業者が
大学・公設試等の研究機関等と連携して行う
製品化につながる可能性の高い研究開発
及びその成果の販路開拓への取組
をサポートする経済産業省の補助金です。

これは知りませんでした。

会議の流れをジャマしたくなくて
知らないことをそのまま流してしまう・・・

結構、こういうことって
多いのではないか？と思います。

コンサルタント養成塾で
お世話になっている
遠藤先生は

チームで成果が出ない原因は
言葉の定義が揃っていないからだ！

と、おっしゃっていました。

私は「なんだろう？」と思った時に
質問するのが、外部の人間として会議に
参加している者の務めだと思っていました。

しかし、人件費の話だったので、
専門家として恥ずかしくて
聞けませんでした。

結局、プライドです。

専門家だから何でも知っていないと
いけないと思うことが、
話の理解を遠ざけ、成果をあげること
のジャマをしているのではないか？
と思います。

ある意味、
専門を捨てるぐらいのほうが、
専門家としてはよいのかな？
と思ったりします。

もはや、自分が何の専門なんだか
分からなくなってきましたから・・・(笑)

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

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