いざという時の効き脳

昨日は、広島でセミナーを
開催しました。

 

昨年リボーンでお世話になった
メンバーの方に「効き脳」を
お伝えするためです。

 

宿泊先を出て、
セミナー会場に向かいました。

 

セミナー会場まで、
あと5分というところで
トラブルがありました。

 

私が歩いている横を
小さな子供が駆け抜けいきました。

 

お母さんは、
バスの料金を支払っている
ので、手が離せません。

 

小さな子供は
交差点に向かって走っています。

 

私は、とっさに
引っ張っていたキャリーバッグを
手放して、子供を捕まえました。

 

子供は無事でした・・・

 

ところが・・・

 

私の手放したキャリーバッグに
お婆さんがつまずいて、
転倒していました。

 

お婆さんは
大変痛がっていらっしゃるので、
救急車を呼びました。

 

救急車が来て
救急車隊員に対応をして
いただきました。

 

救急車の中で
お婆さんが
「お婆さんが警察を呼べ!」
とおっしゃったようで、
パトカーもやってきて、
警察もわんさか集まりだして
おおごとになってきました。

 

そういえば、
セミナー会場に向っているのでした。

 

幸い、
セミナーに来ていただく方は
知り合いだけだったので、
電話をして、
待っていただくことにしました。

 

まず、警察官に
事情を説明をしました。

 

私が追っかけた子供と
お母さんもその場にいてくれて
説明に立ち会ってくれました。

 

結果、事故ではないという判断になり、
「あとは、救急隊員が対応するので
あなた方は帰ってよい!」
と警察官に言われました。

 

いや、帰って良いといわれても・・・

 

現に私のキャリーバックに
つまづいたわけですし、
お婆さんは痛がっているし・・・

 

せめて、
謝罪ぐらいすべきじゃないか?

 

申し訳ないのと
かわいそうに思う自分がいます。

 

その反面・・・

 

私が置いたキャリーバックに
お婆さんがつまづいただけだ!

 

警察官が言うように
これは事故ではないから、
私に責任はない!

 

冷静に考える自分がいます。

 

感情的に考える自分と
論理的に考える自分

 

2つの自分があります。

 

これって「効き脳」です。

 

私の効き脳は、
A(論理的な脳)とC(友好的な脳)
が強いです。

 

本来、
A(論理的な脳)とC(友好的な脳)
は、対立する脳です。

 

論理的に考えることと
感情的に考えることは矛盾します。

 

通常は、どちらか一方です。

 

しかし、
私は、その両方を持っています。

 

だから、悩むのです。

 

頭の中で、
綱引きをしている感じです。

 

効き脳は、無意識の反応なので、
こういうストレスがかかる場面で
如実に現れます。

 

救急車を目の前にして、
警察官に囲まれている場面で、
私の「効き脳」が現れています。

 

感情的に考える自分と
論理的に考える自分

 

どうしよう・・・

 

そもそも、
「警察官が帰ってよい!」
と言っているのは、
どういうことなんだろう?

 

なるほど、
「帰れ!」と言っていることに
気付きました。

 

私は、お婆さんに
何も言わずに立ち去る判断をしました。

 

でも・・・・

 

お母さんは帰ろうとしません。

 

あ~、このお母さんは
C(友好的な脳)単独だと思います。

 

決断が苦手です。

 

そもそも、
ことが起こった後も
その場を離れず、
警察官に私のことを擁護してくれました。

 

これは、
C(友好的な脳)の強みです。

 

私も、大変助かりました。

 

でも、ここにきて、
決断ができないとなると、
C(友好的な脳)はマイナスに働きます。

 

結局、「強み」は良いものでもなし、
悪いものでもないのです。

 

大事なのは、
その場に応じた判断をすることです。

 

私は、自分の思考のパターンを
認識しているので、
自分の思考のパターンから
抜け出して、適切判断ができます。

 

そう意味で、
どんな効き脳でも良いのです。

 

自分の思考のパターンに
飲み込まれないようにすれば
よいのです。

 

私は、このお母さんに
「私は何も言わずに立ち去ります」
と伝えました。

 

それで、お母さんも、ようやく、
決断ができたようです。

 

結果、30分遅れでしたが、
無事にセミナーも開催できました。

 

こんなことを書いている今も、
実は、お婆さんのことが気になっています。

 

この話を聞いて、
みなさんはどう考えるでしょうか?

 

それがみなさんの「効き脳」です。

 

人と人は違うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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