ウチの社員は『課題』が分かってない!

先日、
社長さんと研修の話をしている時に
「ウチの社員は『課題』が分かってない!」
という話になりました。

 

なるほど・・・

 

ちょっと気になったので
社長さんに聞いてみました。

 

「『問題』と『課題』の違い
って何ですか?」

 

 

社長さんは言葉に詰まってました。

 

以前、コンサルタント養成塾で
学んでいる時に、
チームNo. 1の遠藤先生は

「成果が出ない理由は
言葉の定義がそろっていないからだ!」

と言っていました。

 

『課題』という言葉の定義が
ハッキリしていなければ、
「『課題』が何か?」と問われても
分からなくても仕方がありません。

 

こういう時は、基本に戻って、
言葉の定義をそろえることが大事です。

 

では、あらためて・・・

 

「『問題』と『課題』の違い
って何ですか?」

 

 

そもそも、
『問題』という言葉の定義が
ハッキリしていますか?

 

『問題』とは・・・

 

「現状」と「理想」
のギャップです。

 

 

「現状」と「あるべき姿」
のギャップです。

 

「現状」と「あるべき姿」
にギャップがあるから
『問題』だと感じるのです。

 

では、
『問題』と『課題』の違いは何か?

 

 

『課題』とはこの『問題』を
噛み砕いたものです。

 

例えば、
飲食店だとして・・・

 

(理想)もう1店舗、増やしたい

(現状)増やせていない。

(問題)店舗が増えない

 

という時に、
『課題』は何でしょうか?

 

よい物件が見当たらない・・・

資金がない・・・

人が育っていない・・・・

ということになります。

 

これが、
そもそも、異なる『問題』であれば、
『課題』は全く違うものになります。

 

 

だとすると、社長さんが言った
「ウチの社員は『課題』が分かってない!」
というのは、
そもそも、『問題』が分かっていない
可能性があります。

 

『問題』が分かっていない
ということは
「理想」が分かっていない
ということです。

 

こうなると、
『課題』の解決より前に
「理想」の状態を共有することを
先にすべきです。

 

しかし、実際は、社長さん自身が、
「理想」の状態が明確でないことが
多いように思います。

 

 

だから、
「何となく『問題』だと思う」
みたいな話に
なるのだと思います。

 

当たり前の話ですが、
『問題』が明確にならない限り、
『問題』は解決しません。

 

そういう意味では、
「何となく『問題』だと思う」
のであれば、
まずは、
社長さん自身が「どうありたいのか?」を
明確にすることが
問題解決の第一歩だと思います。

 

結局は、「ビジョンが大事!」
ということになります。

 

人も組織も日々成長していきます。

 

気が付いたら、
「ビジョン」が達成してしまっている
なんてことが起こります。

 

「何となく『問題』だと思う」
と言う時は、
「ビジョン」が叶ってしまっている
ということが多いのだと思います。

 

だから、
時には「ビジョン」の再設定が
必要なのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます!

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