社長の目標がコロコロ変わって当たり前!

ある会社の管理職研修で、
こんな話になりました。

「社長の目標がコロコロ変わって困ります。」

これは、よくある話で、
「目的」と「目標」のメカニズムを理解していない
ことから生じる不満です。

「目的」と「目標」の違いはなんでしょうか?

これについては、
何度もお伝えしていますが、
チョー大事なので、何度でもお伝えします。

「目標」とは「目的」を達成する
ためのステップです。

「目的」を達成するために
「目標」があります。

「目的」と「目標」はセットです。

実際は・・・

社長は「目的」を達成させるために
「目標」を立てます。

その「目標」を部下(Aさん)に下ろします。

部下(Aさん)は、
その「目標」を「目的」にして、
その「目的」を達成させるために、
部下(Aさん)としての「目標」を立てます。

その「目標」を部下(Bさん)に下ろします。

部下(Bさん)は、
その「目標」を「目的」にして、
その「目的」を達成させるために、
部下(Bさん)としての「目標」を立てます。

 

このように「目的」と「目標」は連鎖します。

ここで大事なことは、
「目的」を達成するために「目標」は変わりうる
ということです。

例えば、社長が
「豊かな食生活を実現する!」
という「目的」を達成するために、
「3年後に東京で店舗数NO1にする」
を「目標」にしたとします。

すると、部下(Aさん) は、
「3年後に東京で店舗数NO1にする」
という「目的」を達成するために、
「今年中に東京の店舗数を50にする」
を「目標」にします。

すると、部下(Bさん) は、
「今年中に 東京の店舗数を50にする 」
という「目的」を達成するために、
「今年中に渋谷区の店舗数を10にする」
を「目標」にします。

しかし、急速な店舗拡大により、
お店のサービスの質が下がり、
「豊かな食生活を実現する!」を実現するために、
社長の「目標」を
「3年後」を「5年後」にしたとします。

社長の「目標」が変わると、
部下(Aさん)の「目的」が変わります。

部下(Aさん)の「目的」が変われば、
部下 (Aさん)の 「目標」が変わります。

部下 (Aさん) の「目標」が変わると、
部下(Bさん)の「目的」が変わります。

部下(Bさん)の「目的」が変われば、
部下 (Bさん)の 「目標」が変わります。

このように、
「目的」と「目標」が連鎖しているので、
「目標」が変わります。

しかし、大事なことは、
社長の「目的」は変わっていない
ということです。

「目標」は計画なので、
外部の要因によって変わります。

そのため、「目標」 が変わること自体、
社長が責めらる話ではありません。

問題は、社長が 「目標」を変えた理由が
伝わっていないことです。

理由が伝わっていないので、
「社長の目標がコロコロ変わって困ります。」
という声が出てくるのです。

ちょっと、理屈っぽかったですかね?

今日は、こんな感じにしたいと思います。

今日も最後まで読んでいただいて、
ありがとうございます。

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