勝ち切れるチームに必要なこと

昨日のブログで
創価大学の榎木監督について
書きました。

 

2年連続4回目の出場ながら
往路で優勝し、
最後は駒沢大学に抜かれたものの
総合2位という好成績でした。

 

スゴイ快挙です。

 

タラレバはありませんが、
もし、最後に駒沢大学を振り切って
総合優勝していたら・・・
と思わずにはいられません。

 

しかし、現実は甘くはありませんでした。

 

実は、ここに成果を上げる上で
大事なポイントがあります。

 

レース後、榎木監督は
このようにインタビューに答えています。

 

選手たちはよく戦ってくれた。

アンカーにしっかりと走られる選手を
据えられなかったことは指導力不足。

決して選手が悪いわけではない。

また次の挑戦をしろということ。

 

この答えの中の

アンカーにしっかりと走られる選手を
据えられなかったことは指導力不足。

 

ここがポイントだと思います。

 

これは何を言っているのか?
というと・・・

 

他のインタビューでも
榎木監督が答えていますが、
今回の目標を総合優勝3位に設定した
ということです。

 

これが、もし、最初から
総合優勝を目標設定にしていたら
アンカーにしっかりと走る選手を
据えていたでしょう。

 

別にアンカーを
批判しているわけではありません。

 

総合優勝するということは、
そういうことだと言いたいのです。

 

つまり、
駒澤大学がアンカーに
自力に勝る石川選手を起用したのが
駒澤大学の強さだということです。

 

榎木監督はナイツとの対談で
こんなことを言っています。

 

ナイツ × 創価大学駅伝部・榎木監督
新春スペシャル対談

 

前半は本当に
テレビにずっと映る位置で
走りたいなと言うのが、
選手に対する期待と私の理想ですね!

 

つまり、
往路でトップで走るまでは、
イメージしていても、
復路もトップで走るまでは、
イメージできていなかった
ということです。

 

これは、
2018年のサッカーW杯の
ベルギーVS日本の戦いと一緒です。

 

強豪ベルギー相手に
日本は2点リードしたものの
同点に追いつかれ、
試合終了間際に逆転され
ベスト8入りを逃しました。

 

強豪相手に2点差をつけて
勝ち切るイメージが
日本にはなかったのです。

 

つまり、
ジャイアントキリングをするには
分厚い壁があるのです。

 

本当に勝つためには、
目標のその先をイメージする必要が
あるのです。

 

目標を達成することだけでも
大変なことだと思います。

 

それなのに、
その目標の先をイメージするなんて
酷な話だと思います。

 

しかし、監督として、
本当に勝つにはそれをしなければ
ならないのです。

 

榎木監督はそれを分かって
アンカーにしっかりと走られる選手を
据えられなかったことは指導力不足。
と言っているのだと思います。

 

そもそも、
前回は総合9位ですから、
今回、総合優勝をイメージするのは
いくらなんでも無理だと思います。

 

でも、やっぱり勝つためには
それだけの強さが必要で、
その強さが駒沢大学にあって
創価大学になかった
ということだと思います。

 

だから、
勝ち切れるチームになるためには、
どんなに厳しくても、
目標ではなく、
目標の先をイメージできるように
なることが大事なのです。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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