大事なことは現場でないと伝わらない

今年も、トヨタイムズに
豊田社長の信念の挨拶の動画が
アップされていました。

 

新年を迎えるにあたっての3つのお願い
豊田社長 2022年のメッセージ

 

その中で豊田社長は
こんなことをおっしゃっています。

 

多様化した世界で
正解が分からない時代を生きています。

こうした時代を生き抜くために
大切なことは何か?

とにかく何かを決めて
動いてみることだと思います。

しかし、むやみに動けばいい
というものではありません。

そこには守るべき柱があります。

 

このあと、
ビジョンとミッションとバリューの
話をされていました。

 

何が言いたいのか?というと、
トヨタの社長と言えども、
自分のやりたいことをしている訳ではない
ということです。

 

社長でさえも、
ビジョンとミッションとバリューに
従うということです。

 

社員に考えて動いて欲しい!
おっしゃる社長さんが多いです。

 

しかし、実際、
自分の思い通りにならないと
機嫌が悪くなったり、顔に出ます。

 

社員は敏感ですから、
社長の顔色見て判断をします。

 

結局、それは反応しているだけで
考えていません。

 

結果、社長が望んでいる状態には
なりません。

 

しかし、社長いえども人間です。

 

人間には感情があるので、
機嫌がいい時と悪い時があります。

 

感情はコントロールできないので、
顔色に出ないようにするというは、
不可能です。

 

であれば、
社長の顔色を見ないで済むように
すればよいのです。

 

そこで、利用するのが
ビジョンとミッションとバリュー
というわけです。

 

社長の顔色ではなく、
ビジョンとミッションとバリューで
判断できるようになってもらう
ということです。

 

そのためには、
社長自身も
ビジョンとミッションとバリューに
従う必要があります。

 

社員にそれが伝われば、
社員は社長の顔色を見る必要が
なくなります。

 

しかし、
豊田社長は
こんな風におっしゃっています。

 

「なかなか伝わらない」

 

だから、「現場」に入って、
ビジョンとミッションとバリューを
伝えることにチャレンジしているそうです。

 

豊田社長は
こうもおっしゃっています。

 

ビジョンとミッションとバリューは、
仕事を通してしか伝わらない・・・

そして、直接、伝えることが、
人材育成になると考えている。

 

ある意味、
社長の顔色に反応している方が
楽なのかもしれません。

 

社長に答えがあるからです。

 

社長の顔色ではなくて、
ビジョンとミッションとバリューで
判断するには、
自分の頭で考えないといけません。

 

社員は、自分が下した判断が
ビジョンとミッションとバリューで
説明できることが求められます。

 

ビジョンとミッションとバリューで
判断できるようになる!

 

つまり、これが、
人材育成だと言っているのです。

 

そして、これは、
豊田社長がおっしゃっているように、
社長にとっても「チャレンジ」なのです。

 

社長にしても、
自分の顔色を見て
社員が判断してくれた方が楽です。

 

細かく指示しなくても、
顔色を見て判断してくれるので・・・

 

そこをあえて、
自分の「顔色」ではなく、
ビジョンとミッションとバリューで
判断するように伝えるというのは、
社長自身も試されます。

 

だから「チャレンジ」という言葉を
使ったんだと思います。

 

トヨタの社長さんでも
チャレンジなんですから、
他の会社の社長さんにとっても
チャレンジなんだと思います。

 

社長が現場に行って、
仕事を通して、
ビジョンとミッションとバリューを
どのように考えているのか?を伝えることが
大事なんだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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