わからないという感覚でいることが大事！

南太平洋のトンガ諸島で
起きた規模噴火が、
海面の上昇を引き起こし、
土曜の深夜、津波警報が鳴り響きました。

噴火当初は、
津波など日本に影響はない
という報道でしたが、
夜になって海面上昇が検知され、
警報を出すに至ったそうです。

現象としては津波ですが、
メカニズムは津波ではないようで、
本当のことはわかっておらず、
これを津波と言っていいか？
わからないということでした。

これだけ科学の進歩があっても
わからないことってあるのですね！

実は、ここ最近、
この「わからない」という感覚を
大事にするようにしています。

わかったと思った瞬間に
考えなくなると思うからです。

状況は常に変化しています。

わかったと思ってしまったら、
その変化を見逃してしまいます。

今回の津波がまさにそうです。
（気象庁は見逃しませんでした！）

これは、人の問題も同じだと
思っています。

人は変えることはできないのですが
自分で変わろうと思ったら、
変わります。

相手がそういう人だと思い込んだら
その人が変わろうとする変化
を見逃します。

変化を見逃すと、
相手に見ていないことが
伝わるので信頼が失われます。

そういう意味で、
相手を分かったつもりになるのは
危ないのだと思います。

だから、
わかった気になった時に
気を付けるようにしています。

ただ、わからないでいることは
不安を引き起こします。

人は、不安な状態でいたく
ありません。

見たいように見て、
そうだと信じたくなります。

でも、それでは、
正しく、ものを見ることが
できなくなります。

だから、
「わからない」という感覚のまま
でいることが大事なのです。

よく、人のことがわからない
という相談をいただきます。

良い人だと思って採用したのに、
すぐ辞めるとは思わなかった・・・

何の不満もなさそうだったのに、
あんな言い方をされるとは
思わなかった・・・

わかりました！と言っていたのに
こんなに伝わっていないなんて
思わなかった・・・

そもそも、
人というのはわからないものなのです。

だから、コミュニケーションが
必要なのです。

コミュニケーションを通して、
初めて、わからないことに気付き、
コミュニケーションを取ることで、
わかるようになるのです。

わからないということを
積極的に受け入れるところが
スタートです。

わかったと思っている時が危うくて、
わからないという感覚でいることが
大事なのです。

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

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