何も教えてくれないって本当か?

お客様の会社で
幹部の方と面談をしている時に
若手の社員さんが退職する
というテーマで相談を受けました。

 

辞めていく時に
若手の社員に話を聴くように
しているそうですが、
本当のことは言ってくれないので
理由はわかないとのことでした。

 

ただ、いちように
若手の社員さんが言うのは、
「何も教えてくれなかった」
ということだそうです。

 

何も教えてくれない・・・

 

この話はよく聞く話です。

 

では、上司は、本当に
何も教えていないのでしょうか?

 

部下を持つ上司に聞いてみると
「ちゃんと教えていますよ!」
という答えが返ってきます。

 

上司は教えているのに
部下は教えてもらってないと言う

 

このギャップは
どこにあるのでしょうか?

 

上司の方にどのように教えているか?
聞いてみると、
仕事を一緒にしながら教えている
のだといいます。

 

なるほど、教えているようです。

 

そこで、
もう少し話を聞いてみると・・・

 

一緒に仕事をしながら
指示をしているそうです。

 

「あれやって!これやって!」
とやることを指示している

 

たしかに、
指示することで
部下は仕事をしています。

 

しかし、
これは教えているのでしょうか?

 

教えるというのは、
できるようにするためです。

 

部下の中には、
何度も指示を受けてやっているうちに
できるようになる人もいるかも
しれません。

 

しかし、
それは教えられてできるように
なっているのではなく、
やっているのを見て、
できるようになっただけです。

 

それで、
上司は教えてできるように
したつもりかもしれませんが、
部下にしてみれば・・・

 

「何も教えてくれない」
となるのだと思います。

 

では、何を教えたら、
部下はできるようになるのでしょうか?

 

それは「目的(ゴール)」です。

 

何のためにそれをするのか?
が理解できれば、
自分で考えることができます。

 

やり方をこと細かく教える
上司の方もいますが、
あまり細かく教えても、
部下はその通りに出来ません。

 

なぜなら、そのやり方は、
上司ができるやり方で、
部下ができるやり方ではないからです。

 

部下は部下のレベルでしか
できません。

 

だから、部下のレベルで
できるやり方を教えないといけません。

 

しかし、
できる上司には、
できない部下の気持ちや感覚が
わかりません。

 

でも、「目的(ゴール)」を伝えれば、
部下は自分なりに出来るやり方で
「目的(ゴール)」を目指します。

 

もちろん、
技術や知識がなければ、
教える必要があります。

 

ただ、それもやりながらでないと
身に付かないので、
まずは、やってもらうためにも
「目的(ゴール)」を教えることが
大事なのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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