その打ち手は適切なのか?

岸田首長が和歌山で
応援演説中に爆発物を
投げつけられるという事件が
起きました。

 

本当に物騒な世の中になった
と思います。

 

その和歌山で
菅義偉前首相が応援演説をする際に
会場で、金属探知機を使って
参加者一人ひとりの身体検査を
行ったそうです。

 

事件が起こった直後ですから、
これくらいの用心は必要なんだ
と思います。

 

しかし、今後、
政府要人が演説をするたびに
金属探知機を使って
参加者一人ひとり
身体検査を行うなんて、
大変すぎると思うのです。

 

こういう事件が起こる度に
手続きやルールが増えていきます。

 

このように
悪いことをする人がいるために
手間をかけることを
「取引コスト」と言います。

 

コストですから、
増えれば増えるほど、
生産性が下がります。

 

このような「取引コスト」は
会社の中にも存在しています。

 

例えば、
評価制度が細かくなるのも
ある意味「取引コスト」です。

 

上司と部下、会社と上司の
信頼関係があれば、
ある意味、上司に評価を委ねても
よいのです。

 

あの上司に評価されても
仕方がないな!
あの上司に任せておけば
問題ない!
となれば、
時間やコストをかけて
評価制度を作る必要もないし
その運用に時間をかける必要も
ありません。

 

しかし、実際は、
あの人には評価されたくない!
あの人には評価は任せられない!
となるから、
評価制度にコストをかけるのです。

 

それは、極端にしても、
信頼関係があれば、
精緻な評価制度を作らなくても
ある程度の評価制度で機能するのです。

 

かつて、私も
評価制度を作るコンサルをして
いたのですが、
全ての人に納得してもらえる
評価制度を作るのは困難です。

 

評価制度はほどほどにして
信頼関係の向上にコストをかけた方が
組織全体の生産性は上がると
思っています。

 

では、どうしたら、
信頼関係が向上するのか?
というと・・・

 

いつもブログに書いているSSR理論です。
(久しぶりかな?)

 

「SSR理論」とは、
Strength(人材力)
Structure(組織力)
Relation(関係力)

 

この3つを掛け合わせることで
成果が出るという理論です。

 

「人材力」×「組織力」×「関係力」

 

信頼関係というのは、
「関係力」です。

 

いきなり「関係力」は
上がりません。

 

まず、最初に、
相手の「強み」を見つけることです。

 

つまり、
「人材力」がスタ―トです。

 

どんな想いを持っているのか?

 

どんなスキルがあるのか?

 

どんなアイデアを持っているのか?

 

その次に「組織力」です。

 

その「強み」を活かした役割は何か?

 

その「強み」を活かして、
どのような目標を達成するのか?

 

その「強み」を活かして、
どんなビジョンを達成するのか?

 

そして、最後に「関係力」です。

 

役割や目標やビジョンについて、
話し合うことで、
共感が生まれ、信頼関係が向上します。

 

これをやろうとすると
時間がかかります。

 

だからこそ、限られた時間で、
評価制度に時間をかけるのか?
信頼関係を向上するために
時間をかけるのか?
判断が必要なんだと思います。

 

全てができればよいですが、
全てをしたら生産性が下がります。

 

だから、
生産性を上げるというのは、
最も効果のある打ち手を打つ
ということだと思います。

 

そういう意味で、
生産性が低いという時に、
日々の仕事の進め方に問題が
あるかもしれないのですが、
そもそも、
トップが打ち手を決めた時点で
生産性が決まる部分もあると思うのです。

 

言ってしまえば、
そもそも街頭演説なんて必要か?
という話です。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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