想いのない仕事は害を生む

近畿日本ツーリストが
コロナワクチン業務の委託料などを過大請求して
最大16億円を不正に受け取っていたことを
発表しました。

 

社長が記者会見で謝罪を行いました。

 

その中で、

コロナ禍で旅行事業が厳しい中、
新たに取り組み始めた
新型コロナウイルス対策受託事業により、
営業目標を達成したいとの思いが
強く働いておりました。

と弁明していました。

 

しかし、これはダメでしょう!

 

いくら会社の業績が悪いとはいえ
国のお金をだまし取るなんで、
許されることではありません。

 

しかも、
営業目標を達成したいという
思いが強すぎて・・・なんて、
不正をするなんて理由にもなりません。

 

不正をするぐらいなら、
目標必達とかやめた方がよいと思っています。

 

そもそも、
目標は手段でしかありません。

 

目標には、必ず、目的があります。

 

目的が達成できるなら、
目標にこだわる必要はないのです。

 

しかし、目標は達成しなければならい
という思い込みが強いと、
目的を見失います。

 

それで、今回のようなことが起きます。

 

そもそも、目標を伝える側は
目的が前提になっています。

 

だから、目的を伝えなくても
分かるだろう・・・
と思っています。

 

しかし、目標は同じでも
人によって目的が違います。

 

例えば・・・

 

「5キロやせる」は目標ですが、
その目的は何でしょうか?

 

健康のため?

 

モテたいため?

 

着たい服を着るため?

 

このように目標は同じでも
目的は人によって違います。

 

だから、
目的と目標をセットで伝えないと
正しく伝わりません。

 

そう考えた時に
近畿日本ツーリストにとって
新型コロナウイルス対策受託事業の
営業目標達成の目的って
何なんでしょうか?

 

これは、憶測でしかありませんが、
「お金」だと思います。

 

新型コロナウィルスによって
旅行業は壊滅的な打撃を受けた
と思います。

 

そんな中で、
売上を上げるために、
本来の旅行業とは違いますが、
新型コロナウイルス対策受託事業を
始めたのだと思います。

 

だから、
新型コロナウイルス対策受託事業に
想いなんてなかったんだと思います。

 

事業に想いがないから、
単なるお金儲けが目的になって、
このような不正が起こったのだと思います。

 

ブログの師匠
板坂裕治郎さんは、
いつも、「お金と想いは両輪だ!」
とおっしゃっていますが、
その通りだと思います。

 

お金が目的になれば、
悪いこともしますね!

 

とはいえ、会社を継続していくためには、
売上を上げなくてはいけません。

 

現実は厳しいです。

 

でも、だからこそ、
「想い」をちゃんと持っていないと、
自分を見失うのだと思います。

 

綺麗事ばかり言っていられないからこそ、
「想い」が大事なのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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