1%の才能と99%の努力

ネットを見ていたら
イチロー氏の記事が載っていました。

「大人に叱ってもらえない」Z世代が
直面する「やさしさという残酷」
https://gendai.media/articles/-/119371

イチロー氏が高校生を指導した時に
次のように話したとのことです。

なかなか難しい、厳しくするのはと。
（中略）
これは酷なことなのよ。
高校生たちに自分たちに厳しくして
自分たちでうまくなれって、
酷なことなんだけど、
でも今そうなっちゃっているからね。

今の時代、
指導者が厳しくできなくなって
選手に負荷をかけられなくなりました。

厳しくしたら、パワハラだ！と
言われてしまいますから・・・

だから、選手自らが、
自分に負荷をかけないと
上手くなれない・・・

でも、高校生で、
自分に負荷がかけられる人
ばかりではない・・・

そうなると、意識が高くて、
自分に負荷をかけられる人は、
どんどん成長し、
自分に負荷がかけられない人は
成長が遅くなる

一見、負荷をかけないということが
やさしさのように見えるけど、
どんどん格差がついていく・・・

やさしい反面、
成長をあきらめているというか、
見切りをつけられてしまって、
成長するチャンスもない

そういう意味で、
その「やさしさ」は残酷なんじゃないか？
という話です。

みなさんはどう思いますか？

私はいつもブログに書いていますが、
人はやりたいことしかやらない
と考えています。

だから、
本人がやりたくないことを
やらせても意味がないと思っています。

本人がやりたいと思った時に
やればいいと思っています。

本人がやりたいと思わない限り、
やらせる必要はないと考えています。

それって、イチロー氏によると
残酷だということだと思います。

イチロー氏は
ものすごい練習をしてきたのだと
思います。

そのイチロー氏にしてみれば、
今の若い子たちは、
ほとんど練習もしていないのに
才能がないと言って
あきらめていくのはもったいない
ということなのかもしれません。

では、イチロー氏のように
練習したからといって
イチロー氏のようになれるのか？
というとそれも違うと思います。

喜劇王　チャップリンは
こんなことを言っています。

天才とは1%の才能と99%の努力だ

これって、
どういう意味だと思いますか？

たとえ、
１％の才能しかなくても
99％の努力をすれば、
天才になれる！

みたいな意味だと
思っている方が多いかもしれません。

それは、違います。

チャップリンは
こんなことを言っています。

私（チャップリン）は、たとえ、
99パーセントの努力をしても、
1パーセントの才能がなかったら
天才にはなれないと言ったのだ。

才能を自覚した上で努力をすることが
成功の秘訣なのに、

多くの人は勘違いをしている。

1パーセントの才能という言葉は、
才能が絶対必要だという意味なんだよ

1パーセントの才能のないところに
99パーセントの努力をしても
無駄に終わる。