横浜市の市長による
パワハラを疑われる言動が、
幹部職員から告発されました。
第三者調査委員会は
「市長のパワハラがあった」と
認定しています。
報告書によれば、
「怒鳴る」「書類を投げつける」
といった行為に加えて、
幹部職員を市長室へ
出入り禁止にしたり、
深夜・休日を問わない業務連絡を
常態化させたりしていたそうです。
さらに、人事権を背景とした
職員支配もあったとされています。
職員を
「ポンコツ」「人間のクズ」「おばさん」
などと呼んだことは、
人格否定や女性蔑視にあたると
指摘されました。
調査委員会は、
「職員は機嫌をうかがうことに終始し、
入室前に“今日の機嫌はどうか”と
チェックし合うなど、
組織全体が萎縮する事態を招いた」
と書いています。
また、
「市長からプレッシャーを受けた幹部が、
そのストレスを部下にぶつける」
という悪循環が
起きていたとも書いています。
これでは、職員の士気低下や
人材流出も起こります。
なかなかに深刻な状況だと思います。
しかし、報告書は、
山中氏について、
「自身の根本的なものの見方や
人権意識の欠如に対する自覚は
見られなかった」
とも書いています。
つまり、「自分は悪くない」
と思っていたということです。
今回、山中氏は
第三者委員会の結果を
受け入れると表明しました。
謝罪会見の動画を見ましたが、
苦虫を噛みつぶしたような
表情をしていました。
TBS NEWS DIG
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/2839805?display=1&mwplay=1
おそらく、パワハラを認めて
謝罪することが、
耐えられないのだと思います。
なぜなら、これまで
「ポンコツ」「人間のクズ」と
散々見下してきた相手が、
実は、自分自身だったことを
認めなければならないからです。
一番嫌っていた人間が自分だった。
これを認めるのは、
本当に怖いことだと思います。
実は、人が変わるうえでは、
この「恐怖」に
向き合わざるを得ません。
その恐怖は大きく3つあります。
①弱点に対する恐怖
「弱みを見せてはいけない」
という思い込みから生まれます。
ただ、これは
「人には強みも弱みもある」
と開き直り、
他の強みでカバーすれば
乗り越えられます。
②失敗に対する恐怖
「失敗したら怒られる」
「失敗は許されない」
という思いから生まれます。
うまくいくために
失敗はつきものですが、
頭で分かっていても、
克服はなかなか難しいものです。
③真の自分に対する恐怖
「できる」と思っていたことが、
本当はできないと分かった時の恐怖です。
これが、一番厄介です。
そして、
「一番嫌っていた人間が自分だった」
という気づきは、
まさにこの③の恐怖です。
人は、見たいものしか見ず、
見たくない現実からは
目をそむけます。
しかも、経験を積み、
自信がつけばつくほど、
「自分はできない」という現実を
受け止められなくなります。
今回の山中氏も、
横浜市長として
成果を出してきたからこそ、
周りがバカばかりに
見えていたのでしょう。
しかし、本当にバカだったのは
自分だった…。
受け入れがたいと思います。
ただ、記者会見の表情を見ると、
それを受け入れようと
しているようにも見えました。
変わるのか、変わらないのか。
それは、日々の行動で
示していくしかありません。
したことは忘れても、
されたことは忘れない
失われた信頼は、
時間をかけて
取り戻すしかないのだと思います。
一番嫌っていた人間が、
自分の中にもあるかもしれない…
そう気づけるかどうか。
いかに自分を
客観的に見られるか。
トップになればなるほど、
求められることだと思います。
今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。
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