人は「ルール」ではなく 「ムード」で動く

全日本テコンドー協会の問題が
ワイドショーで取り上げられています。

 

詳しく調べたわけではなりませんが、
報道される内容によると・・・

 

2019年6月に選手側から
意見書が理事会に提出されています。

 

2019年10月1日に
協会と選手で意見交換会が
行なわれました。

 

ところが、
選手の多くが途中で退出。

 

金原会長は
「強化委員と選手とのコミュニケーション不足。
今日は選手の声もしっかり聞けて、
有意義な議論ができた」
とコメントしています。

 

これに対し、選手側は
「信頼関係がないのに
今後の強化プランの話を聞いても意味がない」
とコメントをしています。

 

これだけコメントが違うと
会長のお話に説得力が感じられない
のですが、どうなんですかね?

 

さらに、協会は、
上位団体のワールドテコンドーに
「なんの問題も起こっていない」と
事実に反する報告をしようとしていた
ということを副会長が言っています。

 

そして、昨日、10月8日に
理事会が開催されました。

 

その中で、
副会長が総辞職を求めましたが、
取り上げられなかったようです。

 

理事会後、会見で会長は
丁寧に質問に答えられていました。
(100分のインタビューを見てみました。)

 

その中で気になったことが
2つあります。

 

1つは・・・

 

「私は独裁的ではない!」
という言葉です。

 

誤解のないようにしたいのですが、
私は独裁的でもよいと思います。

 

組織には目的がありますから
その目的が達成されるのであれば
その形はどちらでもいいと思います。

 

その上で、
「独裁ではない!」ということです。

 

そこで、全日本テコンドー協会の
ホームページを見てみました。

 

全日本テコンドー協会
https://www.ajta.or.jp/

 

で、気になったのが、
理念やビジョンがないんです。

 

あるのかもしれません。

 

しかし、ホームページを見る限り
見当たりません。

 

理念やビジョンがなく
独裁的でもなく
どうやって組織を運営しているのか?
が私にはよく分かりません。

 

もう1つは・・・

 

「ルールによって人が動く」
という言葉です。

 

外部理事の方を活用して
ルールを作って、
ルールによって
理事が動くようにしている
ということでした。

 

たしかに
ホームページを見ると
たくさんの規程がアップされています。

 

しかし、
組織コンサルタントの立場で言うと
「ルール」で人が動いてくれたら
組織に問題は起こりません。

 

実際、どんな緻密な就業規則をつくっても
組織の問題は解決できません。

 

チームNO.1の遠藤さんが
こんなことを言っています。

 

人は「ルール」ではなく「ムード」で動く。

 

話し合いで選手が途中退場したり
理事会で理事が救急搬送されたり
している事実からすると・・・

 

問題は
「ルール」ではなく「ムード」なんじゃ
ないかと思うんですけど、
どうなんですかね?

 

会見で、会長は
「選手の要望を十分に取り入れる」
ということをおっしゃっていたので、
その問題も解決されると思います。

 

今後を見守りたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

お陰様で、
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