正しいと信じられるように意思決定をする

先日、日経ビジネスを読んでいいたら
ジャパネットの高田社長の記事が
載っていました。

 

ジャパネット、新型コロナに挑戦する経営
https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00087/042000036/

 

あのカリスマ社長のあとを
継ぎながらも、
過去最高売上高を更新中だ
そうです。

 

インタビューの中で、
こんなことを言っています。

 

経営において、意思決定のスピードと精度が圧倒的に大事だと思っています。特に今は、それが正しいか、間違っているかではなく、みんなが正しいと信じられるように意思決定できるかどうかだと思っています。例えば、「在宅勤務に切り替えるぞ」と決めたら、全従業員が全力でそれに向き合う。そのとき大事なのは、社長が論理的に正しい決断を下し、その経緯も含めて社員に説明して合意を得ること。それが、会社の一体感を生むのではないでしょうか。

 

答が1つの時代ではないので、
やってみないと分かりません。

 

例えば・・・・

 

GW中の5月4日に開催する
WEBセミナー

 

告知2日で満席になりました。
(ありがとうございます!)

 

いろいろな方に相談したら、
GW中なんて
集まらないんじゃないの?
と言われました。

 

じゃ、集まらなければ
中止にすればいいや!
という感じでやってみました。

 

そうはいうものの、
参加いただける見込みはありました。

 

なぜなら、5月6日に
緊急事態宣言が解除されるか?
分からないとなった時に
5月6日以前の方が、
申し込みやすいだろうと思ったのです。

 

結局、大事なのは、
どうしてその決断をしたのか?
を明確にすることです。

 

社長の決断について
部下は常に納得できるわけではない
と思うのです。

 

人と人は違うのは前提として
社長が持っている情報と
社員が持っている情報には
違いがあります。

 

そうすると、当然、
判断結果が違ってきます。

 

違っているからダメ!ではなくて
そこから話を始める必要が
あるのです。

 

そもそも、どうして、
社長はそう考えるのか?

 

これが考えられるようになれば
いわゆる経営者目線で
ものが考えられるようになった
と言うことです。

 

しかし、残念ながら、
そう簡単にはなりません。

 

そうなるためには
訓練が必要です。

 

それは、
「トリプルループ」で
物事を考えられるようになる
ということです。

 

「トリプルループ」とは
ものごとを3重で考えるということです。

 

 

「シングルループ」思考
物事に「適切に取り組んで」いるか?

 

社長が言ったことを実現するためには
何をしたらよいのか?
という思考方法です。

 

これは言われたことをする
ということです。

 

「ダブルループ」思考
「適切な物事」に取り組んでいるか?

 

どうしたら社長の言ったことを
もっと早く、効果的に実現できるか?
という思考方法です。

 

いわゆる改善です。

 

「トリプルループ」思考
何が適切で、何が適切でないかについて、
「どのように判断している」のか?

 

社長は、どうして、
このような決断に至ったのか?
という思考方法です。

 

何をするか?ではなく
どうしてやるのか?
を考えるということです。

 

当然、「トリプルループ」思考
なんて、簡単にできません。

 

では、どうしたら、
できるようになるのか?
というと・・・

 

その答えが、
ジャパネットの高田社長の
言葉の中にあると思うのです。

 

社長が論理的に正しい決断を下し、
その経緯も含めて
社員に説明して合意を得ること。

 

これを続けていくことで
社長が何を考えているのか?が
伝わるようになり、
「トリプルループ」思考が
できるようになると思うのです。

 

結局、これが管理職を育てる
ということだと思うのです。

 

そういう意味では、
今のような危機的状況が、
管理職を育てるのだと思います。

 

で、大事なことは、
管理職に判断基準を伝える
ということを
意識してやるということです。

 

訓練をするというのは、
意識してやるということです。

 

特に、組織で学ぶ場合によ
教える方と教わる方が
意識する必要があると思うのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとございます。

 

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