いい会社にすることが社員を不幸にする?

「いい会社にしたい!」

 

私のところに相談に来る
お客様は、皆さん、
そのようにおっしゃいます。

 

「いい会社」とは、
どんな会社でしょうか?

 

仕事にやりがいがあって、
労働時間も短くて、
休みも取れて、
給与も高くて、
社員を大切にして、
社員の家族も大切にして、
将来も安泰・・・

 

そんな会社なら、
「いい会社」だと思います。

 

では、どうしたら、
「いい会社」にすることができる
のでしょうか?

 

社員のやりたいことをしたら
「いい会社」になるでしょうか?

 

社員の残業をなくせば、
「いい会」社になるでしょうか?

 

給与を高くすれば、
「いい会社」になるでしょうか?

 

それは違います。

 

それは、まずは儲けることです。

 

なぜなら、
「いい会社」にしようとしたら、
お金がかかるからです。

 

労働時間が短くて
給与が高いということは、
生産性が高いということです。

 

生産性が高いということは、
会社が儲かっているということです。

 

儲かっていないと
目の前の仕事をやるのに精一杯で、
将来の仕事に時間を割くことが
できません。

 

将来の仕事ができないと、
会社の将来は安泰になりません。

 

つまり、会社が儲かっていないと
「いい会社」になれないのです。

 

だから、「いい会社」にしようとしたら、
儲けなければなりません。

 

では、
どうしたら、儲かるのでしょうか?

 

儲けるためには、
より多くのお客様に
うちの会社の商品やサービスを
買ってもらう必要があります。

 

より多くのお客様に
商品やサービスを買ってもらうには
事業の規模を大きくする必要があります。

 

しかし、ここで問題が起きます。

 

事業が大きくなればなるほど
人が足りなくなってきます。

 

なぜなら、
事業の成長のスピードに
人や組織の成長のスピードが
追いつかないからです。

 

分かりやすく言うと
仕事はいっぱいあるのに、
それができる人がいない・・・
という状態になります。

 

お客様の要求に応えるために、
無理をしてでも、
できない仕事をやろうとすると
社員に負担がかかります。

 

つまり、
「いい会社」にしようとすることが
逆に、社員を疲弊させ、
社員を不幸にするという訳です。

 

社員を不幸にする会社は
「悪い会社」なんでしょうか?

 

最初は、「いい会社」にしたい!
というところから
スタートしたはずなのに・・・

 

実は、これは、会社が悪いのではなく
「メカニズム」の問題です。

 

AならばB、BならばCというように
最初から結論が決まっているのです。

 

では、「いい会社」にしようとしたら、
必ず、社員が不幸になるのか?
というと、そうではありません。

 

「メカニズム」を変えればよいのです。

 

どこを変えるのか?というと、
「社員をできるようにする」
ということです。

 

仕事が一杯あっても
社員が成長して仕事ができれば、
事業は成長し続けます。

 

これは、
別の「メカニズム」が機能しています。

 

つまりは、
社員が成長する「メカニズム」を
取り入れたら、
社員に負担をかけずに
儲かる会社になるのです。

 

では、どうしたら、
社員は成長するのでしょうか?

 

それは・・・

 

人は、やりながらでないと学べません。

 

ある日、突然、できるようになりません。

 

目の前の仕事が
できるようになることが、
社員を成長させることになります。

 

当たり前の話です。

 

でも、当たり前のことが
難しいのです。

 

では、
どのようにすればよいのか?

 

今回は、長くなったので、
この続きは次回のブログに
書きたいと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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