不便も時には悪くない?

7月2日に発生した
auの大規模な通信障害

 

ようやく全国的に
回復してきたようです。

 

私はソフトバンクなので
影響はありませんでした。

 

auユーザーの方は
大変だったと思います。

 

携帯電話が使えなくなるだけで
こんなに世の中が大変になるなんて
世の中便利になり過ぎたのかも
しれません。

 

私が社会人になったのは、
今から25年以上前ですが、
携帯電話はありませんでした。

 

パソコンが
ようやく普及してきた頃でしたが
メールもありませんでした。

 

連絡方法と言えば、
固定電話かポケベルでした。

 

今から考えれば不便ですが、
今よりものんびりしていたように
思います。

 

私は、当時、
建設会社の事務担当をやっていて
複数の現場を掛け持ちしていたので
決まった仕事場がなく、
しょっちゅう行方不明になってました。

 

各現場の所長さんは
アイツはいつもない・・・と
嘆いていたと思います。

 

そういう意味では、
今と変わらないじゃないか!
というツッコミはおいておいて・・・

 

とにかく、
仕事のスピードがゆっくりでした。

 

しかし、今や、
携帯電話やタブレットを使って
居場所も分かってしまいますし、
どこにいても仕事ができるので、
仕事に追っかけまわされている
感じがあります。

 

そのくらい便利になった
ということです。

 

その反面、
その便利さがなくなると
途端にパニックになります。

 

便利になればなるほど、
それがなくなった時に不便になる。

 

そして、
その不便になった時に
その人の能力が試されます・・・

 

うちの上の娘は、ちょうど、
コンサートに行っていたのですが
電子チケットが表示できなくて
入り口で大混乱があったようです。

 

その中でも、
冷静にWIFIにつながるところに
行って、チケットをスクショする
人がいたり・・・

 

人に頼んで携帯電話を借りて
自分のチケットにアクセスして、
写メでチケットを手に入れたり・・・

 

創意工夫や助け合いが
生まれていたそうです。

 

”ない”ものは仕方がないわけで
”ある”ものでどうするか?
というのが、大事なんだと思います。

 

”ない”ことに気付けると、
”ある”ことがありがたく感じます。

 

今回、私が思ったのは、
世の中便利になった!ということは
その便利さを支えてくれる人が
いるということです。

 

損害賠償なんて話も出ていますが、
日々、見えないところで
インフラを支えている人がいる
ということを
どれだけ理解していたんだろうか?
と思いました。

 

お前は、影響がなかったから
そんなことが言えるんだろ!と
言われてしまえばそれまでですが・・・

 

しかし、
当たり前のものに気付ける
というのは大事なことだと思います。

 

組織のコンサルタントをしていて
社長さんから社員さんについての
悩みを聞きます。

 

社長さんが、
社員さんのことで嘆く気持ちも
わかります。

 

しかし、少なくても、
その社員さんは会社に来て、
働いてくれています。

 

だから、会社も回っています。

 

そう考えたら、
”ない”ものではなく、
”ある”もので解決していくことが
大事なんだと思います。

 

そういうことに気付かせてくれるなら、
不便も時には悪くないのかも
しれません。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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