これは私の実力なのか?

先日、3代目の経営者の方と
お話をしている時に
こんな話になりました。

 

来年、社長になるのですが、
自分がなってもいいのかな?
というのです。

 

私も、20年前ですが、
3代目で後継者として
祖父の会社で仕事をしていたので
気持ちが分かるような気がします。

 

私の場合は、
学校を卒業してから、
4年半、建設会社で勤務してから
祖父の会社に入りました。

 

建設会社の時に
諸先輩方に鍛えてもらっていたので
祖父の会社に入ってからも
そこそこ仕事はできました。

 

赤字の部門を
黒字にすることもできました。

 

それなりの成果だと思います。

 

しかし、
それでも自信が持てませんでした。

 

なぜなら、全ては、
自分の実力だと思えないからです。

 

もし、私が祖父の会社に
一般の社員として入社していたら、
こんなに成果を上げられて
いたでしょうか?

 

おそらく、
入社してすぐに
部門の長になることもなった
と思います。

 

言い方がイヤな感じですが、
3代目は、会長の孫というだけで
スタートラインが違うのです。

 

同じ世代の社員さんと比べて、
ずーと前にスタートランがあって、
そこから競争している感じです。

 

ゴルフでいうと
他の社員さんがレギュラーティーなのに
私だけレディースティーみたいな・・・

 

ゴルフをやらない方には
伝わりにくいかもしれませんね!(笑)

 

ようは、ズルいんです。

 

会社はすでに軌道にのっていて
組織も出来上がっているから
自分がちょっとやれば、
成果が出るんです・・・

 

だから、
成果が出ても、
この成果は私の実力なのか?

 

それとも、
誰がやっても
これぐらいの成果が出るのか?

 

いや、他の人なら、
もっと成果が出るのか?

 

自分の実力が
分からなくなるのです。

 

ゼロから自分の力を試してみたい!
と切実に思いました。

 

しかし、3代目である限り
それを証明することはできません。

 

今やっている仕事は投げ出せないから、
証明する機会はやってきません。

 

自分ができるのは、
恵まれているいかにすぎない・・・

 

そんな風に考えると
常に自信が持てませんでした。

 

今回、相談いただいた内容も
同じような感覚だと思います。

 

どうしたら、
自信が持てるようになるのか?

 

今であれば、分かる気がします。

 

それは・・・

 

三代目とか
気にしなくてよいのです。

 

とにかく成果を出せばいいのです。

 

自分の実力とか
社員さんやお客様にとっては
関係ないのです。

 

恵まれていると思うのであれば、
それを活用して、
より多く人の役に立てばいいのです。

 

よくよく考えてみると、
今、私は自分で会社を立ち上げて
会社をやっていますが、
これもどこまで私の実力なんでしょうか?

 

こうやって、
コンサルティングの中で
後継者の立場で考えられるのも
祖父の会社での経験があるからです。

 

それは、純粋に
私の実力ではないのです。

 

祖父の経営者だったから
私が体験できただけの話です。

 

結局、どこまでいっても
私は祖父の孫であり、
どんなに自分の過去を否定しても
その上にしかいられません。

 

後継者でない人生はあり得ないのです。

 

後継者を辞めても、
なお、体に染みついたものは
取れません。

 

そう考えると、
自分の実力なのか?なんて
考える意味があるのかな?
と思うのです。

 

そんなことを
考えているのであれば
恵まれた環境に感謝をして
とにかく成果を出して
多くの人の役に立てば良いのです。

 

所詮、自分の実力が・・・
なんて言ってうちは、
大した成果を出すことなんて
できないのですから・・・

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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