俺が変わったのにお前はなぜ変わらないのか？

チームビルディングを学んでいると
今までの人とのかかわり方に
問題があると気づいて、
変わろうとする経営者の方が
少なくありません。

チームビルディングを教えている立場の
私にすると嬉しい話です。

しかし、時にこんな相談をいただきます。

私が変わったのに部下が変わらないんです！

なるほど・・・

そうですよね！自分が変わったんだから、
部下にも自分への態度を変えて欲しい・・・

その気持ち、わかります。

でも、それって、
本当に変わったのでしょうか？

チームビルディングの基本は
人と人は違うということです。

その人の行動はその人の選択です。

経営者の方が変わったのに、
相手が変わらないのだとしたら、
その相手は何を選択しているのでしょうか？

俺が変わったんだから、
お前も変われ！というのは、
相手の選択を尊重していません。

チームビルディングを学んで
変わったというからには、

俺は変わったけど、
お前が変わらないというのは、
それだけの理由があるんだろうなぁ～
と思えるようになることです。

そう思えるようになると、
相手の背景が見えてくると思います。

今まで、さんざん、
一方的にものを言ってきたんだから、
俺が変わったと言っても、
戸惑っているだろう・・・

それだけ長い間、
相手に嫌な想いさせていたかもしれない。

そう思えたとしたら、
『俺が変わったのに
お前はなぜ変わらないのか？』
なんて思わないですよね！

もし、
そんなことを相手に言ってしまったら
『この人は相変わらず
勝手なことを言っているなぁ～』
と思われてしまうと思います。

人間関係の中で、
相手を変えるというのは、
あきらめた方がいいと思うのです。

そうは言いながらも、私も
この経営者の方に変わって欲しい！
と思っています。

思っていますが、
変えようと思っていません。

ただ、ひたすら、
変わると信じて待つだけです。

いつもブログに書いていますが、
人はやむを得ず成長するものです。

試行錯誤を繰り返していく中で
ここまでしないと上手くいかなんだ！
と思うことで、
仕方なく変わるものだと思っています。

俺が変わったのに
お前はなぜ変わらないのか？なんて
イイ感じで試行錯誤していると思います。

このまま試行錯誤をしていただいて
上手くいくパターンと
上手く行かないパターンに
気付いていただきたいと思っています。

自分でこうした方がいいと気付かない限り
人は変わらないのです。

だから、教える側としては、
教えるだけ教えて、
あとは、あきらめることなく
変わると信じて待つしかないと思っています。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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