どうしてマネジメントが難しくなったのか?

昨日はチームビルディング経営塾13期
の第3回目でした。

テーマは「欲求」です。

「欲求」は人の行動の源泉なので、
マネジメントを行う上で、
理解しておくことが重要です。

人が行動する理由は、
2つしかありません。

それは・・・

「快」を求めるか?
「不快」を避けるか?

だから、人を動かすには、
「快」と「不快」を使えばよいのです。

昔は「不快」を使っていました。

○○しないと、出世できないぞ!
○○しないと、給与が上がらないぞ!
こう脅すことで、
人を動かしていたのです。

なぜ、これが効いたのか。

みんな、出世したかったし、
給与を上げて欲しかったからです。

だから、それを奪うぞと脅されると、
動かざるをえませんでした。

ところが、今は違います。

豊かな時代になって、
欲しいものが昔ほどないのです。

だから、脅しが効かなくなりました。

今の人が求めているのは、
出世や給与よりも、
「不快」がないことだと思います。

だから、どの会社でも
不快をなくそうとしています。

働きやすさを整え、
人間関係に気を配り、
イヤなことを減らしていく。

それ自体は、悪いことではありません。

しかし、ここに落とし穴があります。

不快をなくすのは、
マイナスをゼロにすること。

快を生み出す、
プラスにすることとは別なのです。

そのことを、
「静かな退職」がよく表しています。

会社は辞めないけれど、
仕事は最低限しかやらない。

アクシス株式会社の調査では、
「自分は静かな退職をしている」と
感じている人が、約6割にのぼったそうです。

参考:HRプロ

https://www.hrpro.co.jp/trend_news.php?news_no=3457

イヤなことは避けたい。
でも、頑張る理由もない。

不快をなくしてきた結果が
これだとしたら、なんとも皮肉な話です。

不快をなくしても、
そこから快は生まれません。

そして、快がなければ、
ヤル気も生まれません。

ヤル気のない人を
マネジメントするのは、とても難しい。

ここに、
今のマネジメントの難しさがあります。

昔は、不快を与えれば動きました。

ところが今は、
不快を与えても動かず、
不快をなくしても動かない。

「不快」では、
もう人を動かせないのです。

では、どうしたらよいのか?

「快」を求めるマネジメントです。

快を求めるとは、
やりたいことをするということ。

ただ、それぞれのメンバーが
やりたいことをやったら、
チームはバラバラになります。

だからこそ、対話を通じて、
お互いのやりたいことの
重なりを見つけていく。

完全に一致しなくても、
重なる部分は必ずあると、
私は信じています。

その重なりを目指すことになった時、
人ははじめて、
チームの一員として
自分から動き出すのだと思います。

難しくなったマネジメントを
動かす鍵は、
「快」に目を向けることなのです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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