人間そのものは変わっていないかもしれない

先日、お客様の会社のトイレに入ったら
こんな言葉が壁に貼られていました。

遠くをはかる者は富み
近くをはかる者は貧す

それ遠きをはかる者は
百年のために杉苗を植う。
まして春まきて秋実る物においてをや。
故に富有なり。

近くをはかる者は
春植えて秋実る物をも尚遠しとして植えず
唯眼前の利に迷うてまかずして取り
植えずして刈り取る事のみ眼につく
故に貧窮す。

わかりやすく言うと・・・

将来を考える人は、
百年先を見据えて種をまくから
豊かになる。

しかし、近くのことばかり考える人は、
目の前の利益に迷って
何も植えないまま刈り取ろうとするから
貧しくなる。

これは、二宮金次郎さんの言葉です。

二宮金次郎さんは、江戸時代後期に
農村復興政策を進めた人です。

先日も、ブログに書いたように、
最近、時間軸が短い人が
増えてきていると思います。

時間軸が短いというのは、
考えていないということです。

話し合いをしよう!と言ったら、
時間の無駄ですよ!
と言われてしまったり・・・

会議をするぐらいなら、
仕事をさせてくださいと言って、
会議に出てこなかったり・・・

仕事を部下に教えるように指示しても、
自分がやった方が速いと言って
部下に仕事を教えなかったり・・・

タイパ(タイムパフォーマンス)を
優先して、将来のことを考えずに、
目の前の効率だけを考える人が
増えてきている印象があります。

これは、AIによって、
すぐに答えが出る時代になったから、
考える時間軸が短くなってきたんだと
思っていました。

しかし、この二宮金次郎さんの
言葉を目にすると、
今の時代も江戸時代と
変わっていないのかもしれないと思いました。

時間軸を長く考えられない・・・

技術そのものの進歩は
すさまじいですが、
人間そのものは
そんなに変わっていないのかもしれません。

そう考えると、
AIがどれだけ進化しても、
人間の判断のクセそのものは
そう簡単には変わらないのだと思います。

どうしても、目の前の問題に
飛びついてしまいます・・・

それがわかっているなら、
時間軸を伸ばすことに
どれだけ意識ができるのか?

二宮金次郎の時代も、
AIの時代も、
結局のところ、
遠くをはかれるかどうかで
差がついていくのだと思います。

技術は変わっても、
人は、そんなに変わっていないの
かもしれませんね!

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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