不機嫌は罪なんだろうか?

「不機嫌」

 

ちょっと、お客様の会社で
キーワードになっていたので、
気になって読んでみました。

 

「不機嫌は罪である」

https://goo.gl/mwUKEq

 

あの明治大学の教授の
齋藤孝先生の本です。

 

本書では、
「職業としての上機嫌が求められている」
と言っています。

 

 

齋藤先生によると、
不機嫌が許されなくなった理由が
2つあると言います。

 

1つは、世の中が豊かになり、
快適あることが当たり前になってきた
ということです。

 

昔は、タクシーの運転手さんの
愛想が悪いなんて、当たり前でした。
(愛想のいいタクシー運転手さん、ごめんなさい!)

 

しかし、今は競争が激しくなって、
不機嫌な運転手さんは
だいぶ減ったように思います。

 

もう1つは、若い人が
「傷つきやすくなった」
ということです。

 

他人の不機嫌な対応に慣れていない
のだと言います。

 

ここら辺は、大学教授ですから、
若者の変化をとらえている
と思いました。

 

もはや、しかめっ面でいたら、
一目おかれて、気を遣ってもらえる
時代ではなくなったのだと言います。

 

もはや、不機嫌には何の力もないです。

 

 

本書は、この後、
不機嫌を克服する方法について
書いています。

 

興味のある方は読んでいただきいたい
と思うのですが、
不機嫌を克服するのは「カラダ」だと
言っています。

 

「カラダ」とは「深呼吸」だと言います。

 

これは、いつも体のメンテナンスをして
いただいている坂本も言っていることです。

坂本さんは太極拳の先生でもあります。

http://pijinc.jp/

 

坂本さんは、上手く行かない原因は
力が入りすぎていることだと言います。

 

だから、呼吸をするように指導されます。

 

また、「肩甲骨」を動かすと
人は上機嫌になるそうです。

 

これも、坂本さんが教えてくれた
「抜筋骨」という体のほぐし方に
共通していることです。

 

 

これはこれで面白い切り口だと
思います。

 

話を職場の話に戻しましょう!

 

「職業としての上機嫌が求められている」

 

これは、
自分だけが上機嫌になるだけではなく
周りを上機嫌にする必要があるという
ことです。

 

ぜなら、一人で上機嫌でいることは
難しいからです。

 

上機嫌になるためには、
周りとの関係が重要です。

 

そのために必要なことは、
誰かの役に立つということです。

 

 

誰かに必要とされているということが
上機嫌に変わっていくというのは、
分かる気がします。

 

先日、京都で、エマジェネティクスを
宮平さんから学んだときに、
最後にこう教えてくれました。

 

自らの強みだけを受け入れることなく、
弱みも受け入れてみましょう。

弱みは、誰かの強みを引き出し
強みは、誰かの役に立つために
与えられます。

そして、
強みは誰かのために使えば
長所になり、
自分のためだけに使えば
短所になるのです。

 

自分が上機嫌いるためにも、
周りを上機嫌にさせるにも、
矢印が外向きになっていることが
必要なのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。

 

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