報告と連絡と相談ができない理由

お客様の社長さんと話をしている時に
『報告・連絡・相談ができていない!』
という話になりました。

 

意地悪かもしれないのですが、
こんな質問をしてみました。

 

「連絡・報告・相談の違いは何ですか? 」

 

確かにホウレンソウと言って
一つの言葉のように扱っていますが、
それぞれの違いはあるはずです。

 

チームNo. 1の遠藤先生が
「成果が出ない原因は
言葉の定義が曖昧だからだ!」
と言っていました。

 

「ホウレンソウが大事だ!」
と言っても
ホウレンソウの意味がバラバラなら、
それぞれが大事にしているものが、
バラバラですから…

 

改めて、ホウレンソウについて
考えてみたいと思います。

 

「報告」
上司からの指示や命令に対して、
部下が経過や結果を知らせること

部下→上司

 

「連絡」
上司や部下にかかわらず、
情報を関係者に知らせること
これには意見や感想は含まれません。

部下↔︎上司

 

「相談」
判断に迷うときに上司や関係者に
参考意見を求め、アドバイスをもらうこと

部下↔︎上司

 

改めてみると、
それぞれの違いが分かります。

 

「報告」は部下から上司への流れですが、
「連絡」も「相談」も上司と部下の
双方向の流れです。

 

「ホウレンソウが出来ていない!」
という時に
部下の問題にされることが
多いのですが

 

実は
上司の問題でもあるのではないか?
と思うわけです。

 

と、考えた時に何が問題なのか?
というと

報告すべきことは何か?
連絡すべきことは何か?
相談すべきことは何か?

ということについて、
共有されていないということ
だと思います。

 

そもそも、
「報告」とは、
上司からの指示や命令に対して、
部下が経過や結果を知らせることです。

 

この時に、
指示や命令があいまいだったら
報告するほうは、
何を報告したらよいか?
分からないのではないでしょうか?

 

そんなことまで、
いちいち教えないといけないの?
と思うかもしれません。

 

しかし、結果として、
ホウレンソウが出来ていないのであれば、
そこから教えないとちゃんとした報告は
上がってこないと思います。

 

ということで、この会社さんでは、
次回の研修の時に

報告すべきことは何か?
連絡すべきことは何か?
相談すべきことは何か?

について話し合うことになりました!

 

皆さんの会社でも
話し合ってみてはいかがでしょうか?

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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