先日管理職の方と面談している時に
こんな相談を受けました。
仕事の順番の判断について
部下と相違があったので
話し合おうと言ったところ、
「話し合いは無駄ではないですか?」
と言われてしまったとのことでした。
どうやら、部下の方は、
上司のやり方が正しいなら
その通りやります!
ということが言いたかったようです。
しかし、それではいつまで経っても、
上司の確認が必要になって、
一人で判断してできるようにはなりません。
だから、話し合いをしながら、
判断基準のすり合わせをしようとしたのに、
無駄と言われると進めようがありません。
この話を聞いて、
私は時間軸の問題だと思いました。
たしかに、今だけのことを考えたら、
言われた通りにやればよいのです。
しかし、長い時間軸で考えると、
上司がいつまでもいるわけでもないし
自分が指導する立場になるかもしれません。
そう考えれば、
言われた通りにやるだけでなく
自分で判断できるようになった方が
良いはずです。
ところがそうは考えない・・・
人が長い時間軸で考えられないのは
「考える量の不足」だと思います。
長い時間軸で考えるためには、
未来を何度も考えて、
頭の中で試行錯誤する必要があります。
しかし、それは、
今まで考えてこなかった人にとっては
面倒くさいのです。
だから、そういう人は、
未来は十分に考えられないまま、
「今の感覚」だけで判断してしまいます。
そのため、よく考えれば
わかるようなことを考えずに、
後で後悔する決断をしてしまいます。
これは「考える量の不足」が生む
構造的な問題なのです。
人が見通せる時間軸は、
「能力」ではなく、
これまでにどれだけ
「未来について考えてきたかの総量」
によって決まります。
そして、今回の上司との話し合いは、
まさに未来を一緒に考える時間です。
だから、
「話し合いは無駄ではないですか?」
という考え方自体が、
「未来を考える時間」を減らしている
のだと思います。
こう考えると、
時間軸は短くなるべくして
短くなっているのです。
だから、もし部下から
「話し合いは無駄」と言われて、
そこで話し合いをやめてしまうと、
部下の時間軸は短いままです。
部下が無駄と言おうが、
話し合いをする回数を増やしていくことが、
部下の時間軸を伸ばすことになるのだと
思っています。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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