アンラーニングって何なの?

最近、アンラーニングという言葉を
聞くことが増えてきました。

 

アンラーニング(unlearning)は、
脱学習、学習棄却と訳されていて、
成功体験から学んだ知識やスキルを
いったん、手放し、
新しい知識やスキルを学ぶことを言います。

 

たしかに、時代が大きく変わり、
今までの当たり前が、
当たり前でなくなってしまったので、
学び直すことが必要になります。

 

しかし、成功体験を手放すというのは
簡単ではありません。

 

そんなことを感じる出来事が
先日、ありました。

 

お客様の会議に参加させて
いただいている時のことです。

 

上司の方が、
部門の売上目標について、
やるのか?やらないのか?
確認をしていました。

 

確認するのはよいと思います。

 

人はやりたいことしかやらないので、
自分がやると決めてもらうことは大事です。

 

ただ、やりたくないなら、
やらなくていいんだよ!とか、

 

無理にやってもらおうなんて
思ってない!とか、

やらないんだったら、
他のメンバーでやるからいんだよ!とか

脅すような言い方をしているのが
気になりました。

 

そもそも、組織でやると決めたことに
やる、やらないの選択肢はなくて、
みんなでやるしかないのだと思います。

 

上司の方としては、
奮起を促しているのかもしれませんが、
いまどき、脅されたり、嫌みを言われて、
ヤル気になる社員なんていません。

 

今の時代は、
なぜ、部門の売上目標を
達成する必要があるのか?

なぜ、その売上目標の数字なのか?
分かるように説明して、

自分達で目標数字を決めてもらって、
自分事として、
取り組んでもらう必要があります。

 

そんなことを言うと、
上司のみなさんは、
有無を言わさず、目標達成に向けて
がむしゃらにやらされてきたので、
今の時代のやり方が生ぬるく感じるのだと
思います。

 

しかし、今の時代、
気合や長時間労働で
成果が出る時代ではありません。

 

創意工夫やデータ活用で
成果を上げる時代です。

 

そうなると、何よりも、
現場の自主性が必要になります。

 

単に量をやるなら、
脅してでもなんでもやればいいと思います。

 

しかし、質を求めるなら、
情報や権限を与えて、
自分達で考えてやってもらう必要があります。

 

しかし、
上司が自分の成功体験にしがみついて
「俺の時代はこうだった!」
と言い続けるのは、
それこそ、アンラーニングができていない
ということです。

 

目標達成に向けて、
熱心なのは理解ができます。

 

何とかしないといけない
という危機感や責任感があるのも
分かります。

 

しかし、それを
自分の時代のやり方でやっても、
誰もついてきてくれないので、
結果として成果が出ないのです。

 

それは、もったいないと思うのです。

 

では、今の時代のマネジメントって
何なのか?というと・・・

 

それがチームビルディングだと思っていて、
私がブログで書いたり、
経営塾でお伝えしている内容です。

 

だから、私のブログを読んでいただいたり、
経営塾に参加いただいたりしている方は、
アンラーニングをしているのだと思います。

 

世の中の変化が早くなる一方で、
寿命も職業寿命も長くなり、
ひとつの時代だけでなく、
いくつもの時代を生きていかなければ
ならなくなりました。

 

プロゴルファーも
自分の体力やコース設計に合わせて
スイング改造をするように、

上司(マネージャー)も
自分の体力(知力)、部下に合わせて、
マネジメントを変える必要があると思います。

 

俺はもうこのままでいいんだよ!
とあきらめるのも選択ですが、
やり方も学べる場もあるのだから、
やってみるのも選択なんだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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