育てたというか、勝手に育っただけ

昨日は、昨年からお知らせしていた
戦略人事実践講座の2日目でした。

 

この講座は、
私のチームビルディングの師匠の
石見さんとその仲間と
一緒に作り上げた講座で、

 

SSR理論にもとづき、
参加いただいた会社の組織を分析し、
問題点を特定し、打ち手を考え、
実行してもらうことで、

 

経営戦略を実行できる組織を
作り上げる講座です。

 

講座としているのは、
実際に組織のコンサルティングを
行うのですが、
社内にコンサルティングができる人材を
育てることを目的にしています。

 

そのため、
組織コンサルタントになるために
必要な知識もお伝えしています。

 

組織のコンサルティングを受けながら、
社内コンサルタントも育成できる
講座設計をしています。

 

この講座、来年も開催したいと
思っています。

 

年末に、説明会を開催するので、
興味のある方は、参加して下さい!

 

さて、全6日間の講座の内、
第1日目は、
私が講師を担当したのですが、

 

第2日目は、
チームビルディングの仲間の
菅生さんが担当しました。

 

菅生さんは
トヨタ自動車の人材育成部門で活躍し、
トヨタの「問題解決法」を生み出し
全社展開をした方で、
退職されて、今は一緒に
チームビルディングのコンサルティングを
やっています。

 

菅生さんの会社のHP
https://www.awesome-eye.co.jp/company

 

その菅生さんが、
旧来の日本型人事管理の限界について
こんな話をしてくれました。

 

昔は、人がたくさん採用できたから、
同期がたくさんいて、
昇進競争が起こり、
生き残った人材が幹部になりました。

 

それは、生き残っただけで、
別に育てたわけではありません。
(育てるのが上手な上司もいますが・・・)

 

会社は、ある意味、
生き残った人材を幹部にすれば
良かったのです。

 

それに対して、今は、
人が採用できないので、
同期も少なく、競争も起こりません。

 

競争がないので、
揉まれていないため、
幹部にしようとすると
どうしても、物足りない感じになる。

 

つまり、会社は、
幹部にする人材を育てる必要が
あるということです。
(自然に人は育たない・・・)

 

しかし、ほとんどの会社では、
今まで、本当の意味で、
人を育ててこなかったので
人を育てられないということが
起こっているとのことでした。

 

正直、私自身も
誰かに育ててもらったというか、
無茶ぶりされたことを
長時間労働でクリアして
できるようになっただけです。

 

育てられたというか、勝手に育ったのです。
(無茶ぶりは育てたことになりません)

 

私の世代の人間は、
勝手に育ってきているので、
今のように労働時間が限られている中で
人を育てるということが
難しくなっているのだと思います。

 

だからこそ、
戦略的に人を育てないといけない
のだと思います。

 

これもまた元も子もない話になりますが、
中小企業では、
文句なしに幹部になれる人材は、
ほとんどいません。

 

何かしら、不足のある人材に
幹部をやってもらわないといけない
時代になっています。

 

そんなのことで幹部される方も
大変だと思います。

 

なりたくてなったわけでもないのに
なったら、なったで、
幹部としてふるまうことを求められる・・・

 

それはある意味気の毒です。

 

無理を承知で幹部にしているので、
やりながら幹部に成長してもらう
しかないのです。

 

だから、上司は
コーチングができないといけないし、
部下の強みを把握して活かさないと
いけないのです。

 

経営者にしてみれば、
不満はあるかもしれませんが、
この時代の変化を受け入れない限り
いつまで経っても、幹部は育たないし、
会社は安定していかないのだと思います。

 

どんな時代でも
成果を出さなければならないのが
経営者です。

 

だからこそ、
時代に合わせて学ぶということが
大事なんだと思います。

 

そんな経営者の皆さんに
成果を出す組織を作れるようになって
いただきたいと思って、
この戦略人事実践講座をやっています。

 

昨日で、2日目だったのですが、
だいたいイメージ通りに進めることが
できていて、どんな変化が
参加者の皆さんの会社にあるのか?
楽しみにしています。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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