チャレンジできるかどうかは職場の環境で決まる

モータージャーナリストの
小沢コージさんのYouTubeで
次世代スバルの開発者の方の
お話を聞きました。

掲げた目標は、
動的質感はポルシェ・ベンツ超え、
目指すは「世界一安心」なクルマ!!

かなり高い目標です。

この目標を達成するために、
変えたのが、人と組織、
そして職場の環境だったそうです。

従来は、分業組織で
細かいマイルストーン管理をし、
自分の仕事を終えたら
次の部署にバトンを渡す
リレー方式で開発を行っていたそうです。

ゲートを1つ1つ通過しないと先に進めず、
縦割りで意思決定も遅くなります。

それを今回は、
プロジェクトに関わるメンバー全員が
1つの大部屋に集まって開発を行い、
マイルストーンの数も最小限にしたそうです。

リモートワークやオンライン会議が
当たり前になった今、
あえて全員を1つの部屋に集めたのです。

その結果、
自前のEVの開発では、
従来の約半分の期間で
課題を解決できたそうです。

同じ部屋にいるので、
何かあったらすぐに話せます。

すぐに話せるので、
小さな失敗も早い段階で見つかり、
手戻りが少なくて済みます。

ちょっとやってみて、
上手くいかなければすぐに直します。

ただ、ここで大事なのは、
大部屋にしたことだけではありません。

目標が高かったということです。

以前、ブログで
「ルーフショット」と「ムーンショット」の
話を書きました。

低い目標は、達成して当たり前なので
失敗が許されません。

失敗が許されないと、
人は保守的になって、
できることしか考えなくなります。

一方で、高い目標は
そもそも達成できるかどうか
分かりません。

ある意味、ダメ元です。

ダメ元だからこそ、
思い切ったチャレンジができます。

開発者の方も、
チャレンジする楽しさを
メンバーに学んでもらう機会を
増やしてきたとお話されていました。

つまり、高い目標を掲げるだけでなく、
その高い目標を楽しめる
チームのマインドをつくったことが
成果につながったのです。

そして、そのマインドを支えたのが
大部屋という職場の環境です。

縦割りで、ゲートだらけの環境では、
いくらチャレンジしよう!と言っても、
チャレンジできません。

失敗したら、
次の部署に迷惑がかかるからです。

逆に、みんなが同じ部屋にいて、
すぐに相談できる環境があれば、
失敗してもすぐにリカバリーできます。

だから、安心してチャレンジできるのです。

「世界一安心」なクルマを作るために、
まず、安心してチャレンジできる
職場を作ったのです。

お客様の会社でも、
ワンフロアにこだわっている会社があります。

事務所を移転する時も、
全員が同じフロアに入れることを
一番の条件にして物件を探したそうです。

フロアが分かれると、
それだけで部署間の会話が
減ってしまうからです。

実際、ワンフロアになってから、
ちょっとした相談が
その場でできるようになり、
部署をまたいだ仕事が
進みやすくなったそうです。

チャレンジできるかどうかは、
本人のやる気だけでなく、
職場の環境で決まります。

高い目標と、
チャレンジを後押しする環境。

この2つがそろって初めて、
チームは本当の力を発揮するのだと思うのです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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