なぜ私が深夜に風呂掃除をするのか？

ここ２年近く、ほぼ毎日、
私が深夜に風呂掃除をしています。

だいたい1時ぐらいに
上の娘がお風呂に入るので
その後に私がお風呂に入るので
深夜になります。

どうして、
私が深夜にお風呂掃除を
しているのか？

今日はそんな話です。

2年前から妻が仕事を始めました。

週に2〜3日は
朝の7時ぐらいに家を出ます。

今でこそ、コロナで
下の娘の学校がお休みなので

お弁当を作る必要もありませんが
妻にとって朝は秒単位の忙しさです。

洗濯をして
お弁当を作って
朝食も作って
お風呂も掃除して
洗濯物を干して
身支度もしなければ
なりません。

同時並行で
タスクをこなして行きます。

私なんか、
パンを焼きながら、
卵焼きを焼いたら
両方焦がすぐらいですから
ホントすごいなぁ〜と感心します。

そんなある日、
妻が忙しくしている横で
私がブログを書いていました。

全然書けなくて「ボー」として、
妻がテキパキ働いているのを見て、
「すごいね！」と声をかけました。

すると、
さすがにこう言われました。

感心するなら
ひとつぐらい仕事してよ！

いや〜

おっしゃる通りです。

妻にしてみたら
私がブログを書いているので
集中してブログを書けるように
家事を一手に引き受けてくれて
いたのです。

私の頭の中には、
妻が仕事をしながら家事をこなす
大変さに全く気付いていませんでした。

それでも妻は
何の文句も言わずに
家事をしてくれていました。

しかし、
私の間の抜けた一言に
さすがの妻もあきれたのだと思います。

でも、私は何をしたらよいのか？
分かりません。

そこで、
「私は何をしたらよいのか？」
妻に聞いてみました。

そうしたら、
「風呂掃除をして欲しい！」
と言われました。

お風呂は一晩たつと
カビが生えやすくなります。

だから、最後に入る私が
掃除すればいいんじゃない！
ということになりました。

それからというもの、
私が家にいる時は私が風呂掃除をして
私がいない時は上の娘が
風呂掃除をするようになりました。

これは何が起こったのか？
というと・・・

「タックマンモデル」の谷を
くぐったのです。

「タックマンモデル」は
チームが成長する段階を
４段階で説明したものです。

チームが成長するには

①形成

②嵐

③秩序

④成果

という４つの段階を経るというものです。

通常、成果というと
右肩上がりで上がるイメージが
あると思います。

時間と成果が正比例する
ようなイメージです。

しかし、実際は、
そのような形で成果が出ることは
ありません。

上がるというより、
むしろ、いったん、
「谷」に向かて落ちて這い上がるように
成果が上がっていきます。

私も妻も
効き脳のC（友好脳）が高いので
相手の空気を読みます。

相手の空気を読んだ結果
相手の気持ちを理解して
それ以上言わないということが
起こります。

つまり、普段から
衝突を避けようとするので、
「嵐」になることはほとんどありません。

しかし、
この時、私の間の抜けた一言で
「嵐」に向かいました。

「嵐」に向かいましたが
無事に谷をくぐり、

結果、
私がお風呂掃除をするという
新たな「秩序」ができたのです。

これにより、瀧田家に
平和という「成果」が訪れたのです。

めでたしめでたし・・・

そう考えると
「嵐」
意見の対立や
思ったことを言うこと
は悪いことではありません。

むしろ、
表面的な対立を恐れるため
「嵐」をくぐることができず、
「秩序」が生まれず
成果が得られないということが
起こるのです。

だから、
意見の対立を避けずに
言いたいことを言うのは大事です。

ただ、それには、
そもそも信頼関係がないと
「嵐」のところで底が抜けます。

タックマンモデルの底を支えるのが
「ミッション」で

成果の先にあるものが
「ビジョン」で

谷をくぐることで得られるものが
「バリュー」です。

だから、
「ビジョン」と「ミッション」が
共有されていないまま
「谷」に向かうことは危険です。

なので、
チービルディングの
コンサルティングに入る時は
必ず「ビジョン」と「ミッション」を
作ることろから始めるのです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。！

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