どうして仕事が遅いのか?

先日、お客様の会社に
お伺いした時に
こんな相談をいただきました。

 

半年前に入社した社員さんの
仕事のスピードが遅い!
ということです。

 

仕事に間違いはないのですが、
とにかく時間がかかるのだそうです。

 

入社した当時は、
慣れていないのだろうと思って
気にしていなかったそうです。

 

しかし、
さすがに半年も経ったので、
仕事のスピードを上がるように
やり方を教えたのに
いっこうにスピードが変わらない
のだそうです。

 

こんな時は、
どうしたら良いのでしょうか?
という相談でした。

 

こんな時、
一番やってはいけないのは、
残念ながら、
やり方を教えることです。

 

やり方を教えてしまうと
いつも、やり方を聞いてきます。

 

聞いている時間が発生する分、
遅くなります。

 

さらに、
やり方を聞いてくると、
教える人の時間も取られます。

 

つまり、二重に時間が取られます。

 

では、どうしたら、
遅い人が仕事のスピードを
上げられるでしょうか?

 

それは・・・

 

スピードを上げるのではなく、
仕事の期限を伝える
ということです。

 

つまり、
いつまでに
この仕事を終わらせて欲しいのか?
を伝えるということです。

 

それだけ?と思われるかも
しれません。

 

しかし、そもそも、
仕事の期限を決めないまま
仕事を依頼していないでしょうか?

 

仕事を依頼する方は、
自分を基準にして
このくらいで終わるだろう?
とイメージして、仕事を依頼をします。

 

しかし、
自分がイメージしている以上に
時間がかかっているから
「遅い!」と感じるのです。

 

今回の場合、
仕事にあまり間違いがない
ということだったので、
丁寧に仕事をしているということです。

 

丁寧に仕事をしたら、
当然ながら、時間がかかります。

 

おそらく、
間違えないように言われている
のでしょうか・・・

 

それとも、
間違えたら、大きな損害が出るような
仕事なのかもしれません・・・

 

もしくは、
仕事を間違えると、
責められたり、
怒られるのかもしれません・・・

 

いずれにしても
間違えてはいけないと思うから
慎重に仕事をして
時間がかかっているのです。

 

仕事ですから、
間違えてよい訳がありませんが、
いくらでも時間をかけてよい訳でも
ありません。

 

そのバランスを取る必要があります。

 

でも、仕事をやる方は、
間違えるな!とは言われても
いつまでにと言われていないので、
時間をかけてでも
間違えないようにします。

 

だから、まずは、
仕事の期限を伝えることです。

 

仕事の期限を決めたら、
間に合わなかったり、
ミスが増えるかもしれません。

 

その時は、
やめることを決めてもらいます。

 

時間がかかっているということは
無駄なことをやっているはずです。

 

それをやめてもらいます。

 

それでも、ミスが増える場合は、
ダブルチェックにするなど、
体制を整えます。

 

結局、何が言いたいのか?
というと・・・

 

ゴールを相手任せにしない
ということです。

 

ゴールを相手任せにするから、
相手はよかれと思ったことをします。

 

一生懸命であればあるほど、
いろいろやろうとします。

 

しかし、そもそも、
そこまで望んでいなかったり、
優先順位が違っていたりします。

 

でも、それって、
ゴールを伝えていない側の問題です。

 

どうなっていたらよいのか?
ゴールを伝えずに
ゴールに近づくはずがないのです。

 

だから、まずは、
ゴールがどうなっていたら良いのか?
を伝えるべきです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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