日産自動車は
内田社長が退任すると発表しました。
業績悪化に陥ったのと
ホンダとの交渉が不調に終わった
経営責任をとってのことだそうです。
記者会見によると
社外だけでなく社内からも
経営責任を問う声が出てくるようになった
とのことです。
私は内田社長のことを存じ上げませんが、
社内から経営責任を問われて、
辞めるぐらいだから、
普通の人なんだと思います。
これだけ上手く行っていないのに
社長の座に座り続けられるとしたら、
それこそ、まともな神経ではありません。
そういう意味で、内田社長は、
いい人なんだと思います。
イーロン・マスクなんて、
3ヶ月で株価がほぼ半減しても
社長のままですから・・・
ただ、危機的な状況を変えるには、
大きく変える必要があります。
さらに、危機的な状況は
時間をかけている場合ではないので、
短時間に大きく変える必要があります。
短時間に大きく変えるには、
ある意味、強引にものごとを進める
必要があります。
強引にものごとを進めれば、
人を傷つけることになります。
人のよい経営者ほど、
人を傷つけることを避けるので、
短時間に大きく変えることができません。
しかし、どうでしょう？
人を傷つけることを避けた結果、
より多くの人を傷つけることになりは
しないでしょうか？
リーダーはメンバーのことを思い、
負担をかけないように配慮するのだと
思います。
それはそれで大事なことだと思います。
しかし、どんなに配慮したところで、
リーダーは結果を出すことでしか
チームを救うことはできません。
厳しいことを言えばいい
という問題ではないのですが、
優しい言葉をかけていたとしても、
結果を出さなければ、
チームのメンバーを救うことはできないのです。
ピータードラッカー氏が言うように
組織の中に成果はありません。
すべての成果は外にあります。
外から評価されない限り
成果にはなりません。
だからこそ、リーダーは、
成果を上げることを最優先に考えて
厳しいことも言うし、厳しいこともやるのです。
ここで大事なのはフォロワーの役割です。
フォロワーはリーダーを支える必要があります。
支えるというのは何か？というと、
リーダーが厳しいことを言わざるを得なかったり
厳しいことをやらざるを得ない時に、
リーダーの代わりに言ったり、やったり、
時には、リーダーの意図を伝えたりして、
リーダーの負担を少なくすることです。
リーダー一人で
全てができるわけでありません。
リーダーはその責任ゆえに
どうしても厳しくなります。
そこをフォロワーが支えてこそ、
チーム全体で成果が出るのだと思います。
チーム全体で成果が出ない限り、
チームのメンバーは救われないので、
チーム全体で成果を出すということを
リーダーもフォロワーもメンバーも
考える必要があると思います。
今日も最後まで読んでいだき、
ありがとうございます。
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