教え上手は数値を使う

前回のブログで、
登山のトレーニングで
三つ峠に登った話を書きました。

8月の富士山登頂に向けて、
必要なことを教えてもらいながら、
徐々にレベルの高い山に
チャレンジしています。

毎回、山岳ガイドの方が同行して、
登山のいろはを教えてくれます。

その教え方が、実に上手いのです。

登山で歩くペースは、
「通常よりも少し無理をするくらい」が
ちょうどよいと言われています。

ただ、それだけでは感覚の話なので、
実際にどう歩けばいいのか、
よく分かりません。

そこで、山岳ガイドの方は
心拍数で教えてくれました。

(220-年齢)×75%
これが、ちょうどよいペースの目安です。

私は55歳なので、
(220-55)×75%=123
アップルウォッチで心拍数を
確認しながら歩けば、
感覚に頼らずに
適切なペースを保つことができます。

水の量も同じです。

行動時間×体重×5㎖×75%

この計算式で必要な水分量が分かります。

例えば、8時間の登山であれば、
8時間×75㎏×5㎖×75%=2,250ml
2.5ℓ持てばよいことになります。

さすがに2.5ℓは重いと感じるなら、
半分を持参して、
残りは山小屋で買う
という判断もできます。

数値で教えてもらえると、
いちいち聞かなくても
自分で考えて動くことができます。

教える目的は、
相手が自分でできるようになること。

数値で判断基準を示すことで、
その目的が達せられるわけです。

そういう意味で、
数値で教えられるということは、
「教え上手」の証だと感じました。

これは、職場でも同じだと思います。

「できる限りやってください」
「なるべく早くお願いします」

こうした言葉では、
受け取る側が自分で判断できません。

「1日に3件」
「3日以内に」
「達成率80%を基準に」

このように数値で伝えるだけで、
相手は上司に聞かずとも、
自分で考えて動けるようになります。

「どのくらいやればいいですか?」
という質問が減るだけでなく、
主体的に動く人が育っていきます。

部下が動かないと感じたとき、
部下の問題にする前に、
自分は「数値」で伝えられているか?

まず、そこを振り返ってみることが
大切だと思います。

「感覚」を「数値」に変えるだけで、
人は自分で動けるようになります。

教え方ひとつで、
組織は大きく変わると思います。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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