怒っていないのに「怖い」と思われる理由

先日、管理職の方と面談している時に
新入社員から怖いと言われているのですが
どうしたらよいのか分からない
という相談を受けました。

詳しく話を聞いてみたら、
人事部が新入社員の面談をした時に
新入社員からそのような話があった
とのことでした。

しかし、その新入社員に
怒ったこともないし、叱ったこともないし
何が一体怖いのか
見当が付かないということでした。

見当がつかないことを指摘されても
対応のしようがないということでした。

なるほど・・・

人事部からの話を
もう少し詳しく聞いてみると、
どうやら、上司の方が
忙しくしているようで話しかけづらい
ということのようです。

怒ってもいないのに
怖いと思われてしまう・・・

理由が分からない上司は
気の毒だと思います。

しかし、怖い怖くないは
相手のある話なので、
「私は怖がらせていない」と
言うだけでは解決しません。

新入社員が怖いと感じるのは、
上司の言動そのものではなく、
自分の居場所があるのか?
という不安から来ているのだと思います。

会社に入ったばかりで、
何をしたらよいのか分からないし、
上手くやろうとしてもできないし、
役に立てているとも思えないし、
自分がここにいてよいのか?
不安なのです。

そんな状況に、
話しかけても返事がなかったり、
書類を持って行っても受け取ってくれなかったり、
困っていても声をかけてもらえなかったり、
そんなことがあると不安が増大します。

その不安を取り除く解決策は
「承認」をすることです。

実は承認には3つあります。

①結果承認
②行動承認
③存在承認
です。

①結果承認とは、
できたことを承認することです。

できた、できないは分かりやすいので
承認することは簡単です。

しかし、入社したばかりの新入社員は
まだできることが少ないのです。

だから、現実的に
①結果承認はなかなか難しいと思います。

次に、②行動承認とは、
行動を承認することです。

例えば、毎日、会社に来て、
懸命に取り組んでいることを
承認することです。

「いつも丁寧に仕事しているね!」
そんな一言でも十分です。

ただ、できる人にしてみれば、
当たり前すぎて、
それって承認すべきことなのか?
という話になります。

また、忙しくて、
部下を見ていない上司には
難しいかもしれません。

そして、一番の基本になるのが、
③存在承認です。

存在そのものを承認するということです。
存在そのものを承認するとは
一体どういうことなのか?
と思われるかもしれません。

実は、シンプルで、「挨拶」です。

挨拶は、相手がいないとできません。
挨拶をするということは、
相手の存在を認めている
ということなのです。

冒頭の管理職の方が
忙しくしていて話しかけづらいと
新入社員に思われているということは、
③存在承認ができていない状態です。

忙しい時でも、
新入社員が来たら目を合わせて
「今日もよろしく!」と声をかける・・・

それだけで、新入社員の不安は
ずいぶんと和らぐのです。

新入社員が「怖い」と感じるのは
上司が怒鳴ったり、叱ったりするからではなく、
自分の存在を認めてもらえていないと
感じているからなのです。

怒っていないのに怖いと思われるのは、
承認が足りていないサインかもしれません。

まず③存在承認から始めることが
新入社員が安心して働ける
組織づくりの第一歩だと思っています。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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