概念が変わると世の中が変わる

高山にあるお客様のところに行った
帰り道に、上高地に寄ってきました。

大正池でバスを降りて、
河童橋、明神池、徳沢まで行って、
バスターミナルまで戻ってきました。

ほとんど平らな道のりですが、
距離にして18キロぐらいです。

天気もよくて、
雄大な山々を見ながら、
ウォーキングしてきました。

今まで3年間、毎月、
高山に通って、
上高地の前を何度も通っていたのですが、
寄ろうと思ったことは
一度もありませんでした。

しかし、今年、
富士山に登るために
登山のトレーニングを始めてから、
登山に興味を持つようになりました。

以前は、登山と言えば、
きついだけで何がおもしろいのだろう、
と思っていました。

ところが、雄大な自然の中を
黙々と歩いていると、
頭がリセットされるのです。

しばらくすると、また行きたくなります。

これはなんなのだろうと考えてみて、
これが「概念が変わる」
ということなのだと気づきました。

概念とは、
「〇〇とはこういうものだ」という、
頭の中で物事を把握するための認識です。

つまり、
「登山はつらいものだ」という概念が、
「登山は楽しいものだ」という概念に
変わったのです。

実は、これは私だけのことではなく、
かつての日本人も同じでした。

もともと、日本の登山は、
鉱山の採掘や
精神修行のためのものであり、
レジャーとしての概念は
ありませんでした。

その「楽しむための登山」という概念を
日本に広めたのが、
ウォルター・ウェストン牧師です。

その記念碑が、上高地にあります。

「楽しむために山に登る」というのは、
当時の日本では、
あまりにも斬新な考え方でした。

ウェストン牧師が山を歩いていると、
地元の人々はこう尋ねたそうです。

「銀山を探しに来たのか」
「いや、それなら水晶か」

ただ趣味で登っているのだと
説得するのに、大変苦労したと
牧師は書き残しています。

山に登る理由は、
お金か、修行しかない。

それが当時の人々の概念でした。

だからこそ、
「ただ楽しむために登る」という言葉が、
まったく通じなかったのです。

それでもウェストン牧師は、
自分がよいと思ったことを
伝え続けました。

今の登山ブームも、
私のように概念が変わった人が
増えてきた結果なのだと思います。

人々の概念が変わると、
世の中が変わるのです。

私は、ブログを通して、
チームビルディングという概念を
伝えています。

ウェストン牧師も、
「楽しむための登山」という概念が
理解されるまでに、
大変な苦労をされたそうです。

概念を変えるというのは、
簡単なことではありません。

けれども、
とても価値のあることだと思います。

そういうものだと思って、
自分がよいと思ったことを
表現し続けるしかないのだと、
あらためて思いました。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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