社員面談の秘訣

ある社長さんから相談がありました。

「社員と面談をはじめたのですが、
話が弾まないんです」

もう少しお話を伺うと、
「面談中に社員さんが黙ってしまう」
そうです。

ちなみに、
どんな話をされているんですか?
と聞いてみました。

そうしたら、
その社員さんがミスばかりするので
なぜ?会社が決めた手順通りに
やらないのか?」
と聞いているとのこと。

なるほど〜

なぜ?と聞いたら、黙っちゃうんですね?
と確認してみたところ、
「そう言えば、その通りです」
とのこと。

 

 

このパターンは頭の良い社長さん
に多いです。

この社長さんは、いつも理詰めで
物事を考えている人だと思います。

そうすると、
人は皆、理詰めで考えている
と思ってしまうんです。

しかし、社長さんが思うほど
皆、理詰めで考えていないのです。

 

 

これは、私がいつもお話をしている
効き脳」のズレが引き起こしています。

効き脳」については、
すでに説明をしているので、
知っている方は読み飛ばして下さいね!

 

効き脳」はハーマンモデルといって
GE社のマネジメント教育の責任者
であったネッド・ハーマン氏によって
開発されました。

現在、全世界で200万人以上の診断が行われ、
コカ・コーラ、資生堂など多くの企業で、
個々のスキルアップやキャリアプラン、
チームビルディングに幅広く
活用されています。

 

人の脳は、大きく分けて、
左右で2つ、内側と外側で2つ、
計4つに分けることができます。

 

それぞれの機能を分けると

A:論理的、理性的

B:堅実的、計画的

C:感覚的、友好的

D:冒険的、想像的

という感じです。

位置的にいうとこんな感じです。

この「効き脳」ですが、
人によって活用している「場所」が違います。

Aか?Bか?Cか?Dか?という感じです。

人によって使っている「脳の場所」
が違うので
人と人は違う考え方をするのです。

利き手に右利き、左利きがあるの
と同じように
脳にも「利き」があります。

 

Aの強い人は、
理屈っぽく考える人です。

Bの強い人は、
保守的に考える人です。

Cの強い人は、
人間関係を最優先に考える人です。

Dの強い人は、
全体として物事を捉える人です。

自分のパターンと相手のパターンが
分かれば、そのズレを前提に
話をすればよいのです。

 

冒頭の「なぜ?」で
社員さんを撃沈してしまう社長さんは、
Aが高いのでしょうね!

そういう場合は、

「どうしたら手順通りにできるの?」

「何ができたら手順通りにできるの?」

「誰と一緒なら手順通りにできるの?」

と聞いてあげるとよいと思います。

 

なぜ?」で答えないということは
相手はAではないので、
A以外の聞き方をしてみるということです。

 

ちなみに、どれがBか?Cか?Dか?わかりますか?

 

「どうしたら手順通りにできるの?」

 

⇒ 「D」:冒険的、想像的

 

「何ができたら手順通りにできるの?」

 

⇒ 「B」:堅実的、計画的

 

「誰と一緒なら手順通りにできるの?」

 

⇒ 「C」:感覚的、友好的

 

です。

 

このようなことを意識しながら、
社員面談をすると上手く行きます。

いかがだったでしょうか?

 

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