日本人は論理的でなくていい

2020年のノーベル賞の発表が
終わりました。

 

今年は、
残念ながら日本人の受賞者は
いませんでした。

 

3年連続の受賞とはなりませんでした。

 

今回のノーベル賞候補であり
77歳の現役科学者である
山本教授の本を読んでみました。

 

『日本人は論理的でなくていい』

山本 尚 産経新聞出版

https://www.amazon.co.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AF%E8%AB%96%E7%90%86%E7%9A%84%E3%81%A7%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%A6%E3%81%84%E3%81%84-%E5%B1%B1%E6%9C%AC-%E5%B0%9A/dp/4819113917

 

山本教授は、
「デザイン型ルイス酸触媒」を研究していて
医薬品のコストを千分の1に
することを可能にするそうです。

 

何と言っても
77歳で現役というのが驚きです。

 

この山本教授がおっしゃるには、
日本人は内向型で、感覚型で受け止め
フィーリング型で対処するそうです。

 

この説明そのものが良く分かりませんが、
「背中を見て育つ」とか、
「技を盗む」みたいな、
マニュアルではではなく体で覚える
みたいな学び方をするのが
日本人の強みだとおっしゃっています。

 

武道や茶道なんか、
まさにその通りで形から入ります。

 

日本人ではないですが、
ブルースリーが言っている
”Don’t think! Feel.”
という感じだと思います。

 

私が面白いと思ったのは、
研究のテーマの見つけ方の話です。

 

昨年、リチウムイオン電池で
ノーベル賞を受賞した吉野教授が
「基礎研究が大事だ!」
みたいな話をしていました。

 

だから、基礎研究があって、
その研究の結果、得られた技術を
新しい製品に活かすのだろう
と思っていました。

 

つまり、
基礎研究が「入口」で
新製品が「出口」です。

 

山本教授が言うには、
これでは、新製品はできない
のだそうです。

 

なぜなら、
研究結果を世の中を変える新製品に
結びつけることが難しいからです。

 

この考え方自体が逆なんだ!
とおっしゃっています。

 

社会ニーズを発見して
人間の本性を満足させる
研究テーマを決めるのが「入口」

 

それを解決するための
課題を深堀していくのが
基礎研究であり「出口」

 

たしかに
私がイメージしていた研究とは
真逆のイメージです。

 

つまり、
研究の「入口」は、
「なんかおかしいな?」とか
「なんとかなんないのかな?」と
思うことから始まるのだと言います。

 

これが、
内向型で、感覚型で受け止め
フィーリング型で対処する日本人に
合っているのだそうです。

 

なるほどと思いました。

 

私はコンサルティングする時に
常に問いかける質問があります。

 

どうなったらいいんですか?

 

つまり、
「入口」は理想の状態から入ります。

 

そこには根拠はいりません。

 

感覚やフィーリングです。

 

「できるかどうか?別にして」
なんて言い方をしますから・・・

 

課題を設定して、
一つ一つ解決して
理想を叶える方法もあります。

 

しかし、
理想をイメージしたら
何となく理想が叶ってしまった・・・
ということもあると思います。

 

山本教授は、この本の中で
こんな言い方をしています。

 

そろばんの答えは「出る」のであって
「出す」のではない!

 

なんか、私のブログの書き方も
同じような感じです。

 

何となく書きたいテーマがあって、
パソコンとにらめっこしながら、
何が書きたいのか?
内向しながら書いています。

 

だから、
「書く」というより
「書けた」という感じです。

 

つまりは、
書きたいテーマが
最初にあることが大事です。

 

それは、日常でも同じです。

 

「自分がどうなりたいのか?」

 

つまり、
「ビジョン」を掲げることが大事です。

 

「ビジョン」を意識していたら、
自然とその方向に向かっていくのです。

 

『念ずれば叶う』なんて諺(ことわざ)も
あるぐらいですから・・・

 

「ビジョン」を持っていますか?

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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